Paul Smith(ポール・スミス)が、パリファッションウィークで2012-13年秋冬メンズコレクションを発表した。今シーズンは「Deep Sea」をテーマに、深海からインスピレーションを受けたマスキュリンなコレクションに仕上がっている。
ブラックやネービー、暗めのグリーンやブラウンなど、深みのあるラグジュアリーなカラーをメインに使用。そこに、ネオンカラーのオレンジ、イエローや、シルバーをアクセントにした。
サメの歯やクラゲ、海面など、海のモチーフをイメージした大胆なグラフィックをシャツやパンツ、スモックなど様々なアイテムにプリント。スタイリングは2012年春夏に引き続き、柔らかく、ラグジュアリーな生地を使ったアイテムのレイヤードスタイルを提案している。
今回のキーアイテムである、アウターウェアはコントラストの効いたパネルといった独特のディティールが施されたコート等、個性的なデザインが見られた。パンツはスリムな形で、異素材の切り替えがポイント。ニットウェアにはメリノやアルパカの混紡を使う一方で、ジャカードやケーブルニットなどの伝統的なフィッシャーマンスタイルも取り入れている。また、シャツには海のモチーフのプリントが施されたモデルと、シャンブレーやストライプ柄のより実用的なモデルが登場した。
クラシカルなマリンスタイルをモダンかつエレガントに生まれ変わらせたコレクションだ。