3年のブランクを経て2005年にリリースされた「イン・ユア・オナー」は、アコースティックとエレクトリックの2枚のアルバムからなる大作で、全米最高位2位を記録した。Disc-1はバンド・メンバーによるパワフルな演奏が収録されており、デイヴ・グロールのシンガー・ソングライターとしての資質が光るDisc-2には、ノラ・ジョーンズ(Vo)、レッド・ツェッペリンのジョン=ポール・ジョーンズ(b)などがゲスト参加し、ナイーブでアコースティックなサウンドが披露されている。
「イン・ユア・オナー」の”ジャケ弁”は、野菜も取り入れ、これまでに比べて多くの具材が使われている。ジャケット中央に向かって伸びる斜線は、茹でたキャベツを細かくカットして表現。「Foo Fighters」のロゴが光るエンブレムは、通常のものと一晩味噌に漬けたものの2種類のカマボコ、そして焼き海苔を使って描き出した。上にのった白い花々は、白身のみを焼いたスクランブル状の卵で花びらを、そして水菜を使って青々とした茎や葉を再現している。
前作での試みを踏襲し、ハード&アコースティックの融合をより突き詰めた「エコーズ、サイレンス、ペイシェンス・アンド・グレイス」。ドラマティックかつヘヴィなサウンドに仕上げ、さらにカーキ・キングのギターをフィーチャーすることで、3度目のグラミー賞「最優秀ロック・アルバム」を受賞するに至ったアルバムだ。
「エコーズ、サイレンス、ペイシェンス・アンド・グレイス」の“ジャケ弁”は炊き込みご飯を使用し、カットした焼き海苔と水で戻した生春巻きの皮をカットして、ジャケット中央のモチーフを再現した。バンド名とアルバムタイトルの文字も同じく焼き海苔で配置、「&」の部分は梅肉で描いている。
ニルヴァーナ『ネヴァーマインド』で組んだブッチ・ヴィグと再びコラボレーションし、アナログ・レコーディングにこだわった「ウェイスティング・ライト」。前作でゲストに迎えたパット・スメアを再び正式メンバーとして迎え入れ、ポップな音を目指したアルバムだ。
「ウェイスティング・ライト」の“ジャケ弁”はご飯の上に焼き海苔を敷き詰め、メンバーのイラストはカットしたパプリカや青梗菜の茎、ナスの漬物の汁に入れて水色にしたカマボコで描いた。梅肉を塗ってグラデーションを作り、文字の形にカットしたパプリカを配置して完成だ。
シカゴ・オースティン・ナッシュヴィル・ロサンゼルス・シアトル・ニューオリンズ・ニューヨーク・ワシントンDCの8都市の歴史的なスタジオを訪ねてその場で曲を書き、それぞれのスタジオでレコーディングを決行した「ソニック・ハイウェイズ」。まさに、アメリカ音楽への愛に満ちた作品と言える。
各都市のアイコニックな場所を凝縮したジャケットは、建物をカマボコと焼き海苔で再現。ご飯にとろろ昆布と梅肉を塗り、最後にゆかりふりかけをふりかけている。
フー・ファイターズ初にして、唯一のベスト盤である「グレイテスト・ヒッツ」。1995年のデビュー作『フォー・ファイターズ』から2007年の『エコーズ・サイレンス、ペイシェンス・アンド・グレイス』までの代表曲、そしてライブでの定番曲・人気曲を収録している。