2012年2月25日、BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)が2012-13年秋冬コレクションをミラノファッションウィークで発表した。今シーズンはダークカラーの、肌の露出を抑えたスタイルが特徴。ノースリーブのドレスにもロンググローブを合わせて抑制されたストイックなスタイルに仕上げている。
一方でタイトなシルエットが女性らしいボディラインを浮き上がらせ、セクシャリティを強調。コンパクトでなだらかなショルダーラインや、横から見るとヒップがキュッと上がって見えるカッティングも秀逸だ。今季も素材にこだわり、仕立てのよいコートの生地には、一度張ったワックスをはがしてラインを描いた。ベルベットはなめらかな光沢が美しい日本製で、鮮やかは発色のシルクプリントに刺繍できらめきをプラスしたドレスも印象的だ。
キーアイテムはバリエーション豊富なジュエリー。シルバーやパール、カラーストーンを使用し、コレクションにモダンなアクセントを加えている。足元はあえてローヒールで。前上がりのブーツのデザインがユニーク。ドレッシィなイブニングドレスにあえてブーツを合わせたり、メリージェーンパンプスにソックスを合わせるなどのアイディアが新鮮だ。
バッグもクラッチなど様々なデザインで展開。刺繍が施されたラグジュアリーなバッグや、ランダムにベルベッドを施したりメタルワイヤーの生地を使用したイントレチャートのバッグが登場。最高のの職人技を誇るブランドの伝統は、クリエイティブ・ディレクター、トーマス・マイヤーによって今季さらなる革新を遂げたようだ。