パリファッションウィークで発表されたニコラ アンドレア タラリス(Nicolas Andreas Taralis)の2012-13年秋冬コレクション。
ブランドのシグニチャーであるロングコートとロングスカートでショーがスタート。黒がメインのダーク色彩に、異なるテクスチャーの素材を組み合わせて繊細な表情をつけていった。丁髷のようなヘアスタイルのモデル達。着物風のディテールや、アシンメトリックなフォルムがオリエンタリズムを象徴している。エレクトリックなBGMにはいつしか琴の響きと歌声が加わっていく。
黒よ墨のようなグレイのみのカラーパレットの中で、一着だけ真っ白のロングドレスが登場。背中を大きくあけて、幾何学的パターンで構成されたデザインが、静かに光を放っていた。