スナイデル(SNIDEL)の2018年秋冬コレクションが発表された。
今季は、スナイデルにとって特別なシーズンとなった。原点回帰とアップデートのためロゴを刷新。これまでコンセプトとしてきたストリート×フォーマルはそのまま、より現代女性に寄り添うスタイルの追及を目指していく。
原点回帰。その言葉を念頭に置いたデザインは、スナイデルが誕生した2005年当時の華やかなニューヨークのストリートファッションと、スナイデルらしい上品で洗練されたムードを掛け合わせることで生み出された。
メタリックやベルベット、ファーといったラグジュアリー感溢れるファブリック、ボヘミアンな花柄のシフォン、そしてスポーティーなスウェットやダウン……。素材遊びで魅せるゴージャスさとカジュアルさの両立は、女性らしさを潜めて表現している。
スタイリングもそうだ。クラシカルかつマニッシュなジャケットとフェミニンなシースルーのスカート、鮮やかなカラーのファーコートとスウェットといった相反するもの同士の組み合わせも、スナイデルらしく上品に解釈している。
こうしてたくさんのものを掛け合わせているからとは言え、コレクションの中でスナイデルらしいミニマリズムの精神が脈打っている。そして、その概念はまさに、新生ロゴにも表されている。