マーガレット ハウエル(MARGARET HOWELL)の2018年秋冬コレクションが発表された。
今シーズンは、イギリスの伝統的な素材やクラシカルなアイテムを、モダンにアレンジしたピースを展開。また、メンズアイテムやカジュアルライン・エムエイチエル(MHL)のピースをミックスしたルックで、リアルな日常を意識したコーディネートを提案している。
元来はアイルランド・ドニゴール地方の農家で作られていたという手紡ぎの毛織物・ドネガルを採用したカーディガンは、様々な色の糸が入り混じったラフな風合い。アイルランドを象徴する生地が、クルーネックのモダンなシルエットでアップデートされた。カーディガンをスカーフのように巻き付ける、新鮮な着こなしも魅力的。
ヴィンテージの手編みのニットジャンパーにインスピレーションを受けたというニットは、メリノのふくらみやカシミヤの柔らかさといった温かみのある表情はそのままに、グラフィカルなブロックカラーを取り入れることで、コンテンポラリーなスタイルに昇華している。
キーカラーは赤みがかった"ルバーブ"、ベージュカラーの"シ―ウィード"、カーキの"オリーブリーフ"など。ひときわ目を惹くペイズリー柄は、ルバーブをベースに、9色もの色を重ねた特徴的なプリントだ。キーカラーに彩られた存在感のあるスカートには、ブラックのニットやシューズを合わせ、洗練された印象のスタイリングに仕上げている。
イギリスのアウトドアブランド・バブアー(Barbour)とのコラボレーションアイテムも登場。ウィメンズには、バブアーのアーカイブをデザインベースに、軽やかな素材でモダナイズしたブルゾンやコート、ポンチョが用意された。