ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)の2019年春夏メンズコレクションが発表された。
今シーズン、インスピレーションの源になったのは、1970年代後期のスイスのパンクシーンを一冊にまとめたルーカー・グランド(Lurker Grand)の代表作『Hot Love: Swiss Punk & Wave』や、ロックバンド デペッシュ・モード(Depeche Mode)のフロントマンであるデイヴ・ガーン(Dave Gahan)。70年代末から80年代にかけて盛んであったポストパンクとニューウェーブのスタイルを現代的に再解釈したピースを生み出している。
パンキッシュなムードを色濃く反映したのは、たとえば光沢感のあるPVC素材のパンツや、ウォッシュ加工を施したデニムベストなど。足元には厚底シューズを合わせ、ハードな佇まいに仕上げている。そこにストリートな魅力を放つチェック柄のフーディーを差し込むことで、モダンな解釈を加えた。
『Hot Love: Swiss Punk & Wave』の1ページからピックアップした“afterdark”の文字は、レッドスーツにレイヤードしたTシャツのロゴへと姿を変えた。アンダーグラウンドバンドのプロモーションイメージに由来するドット柄は、セットアップやシャツ、フーディーなどに採用され、今シーズンを象徴するパターンとして存在感を放っている。
デイヴ・ガーンのアイコニックなスタイルは、ブラックのレザートラウザーや、ウエストが露になるほど着丈を短く設定したクロップドトップスなどに反映。レッドやグリーンなど、ビビッドカラーに染まったテーラードジャケットのシャープなショルダーラインも、彼にインスパイアされている。