シャネル(CHANEL)は、ハイジュエリー コレクション「コロマンデル コレクション」を発表。
フォーブル サントノレ通り、ホテル リッツのスイート、ローザンヌのヴィラ…と生涯に渡って様々な土地に移り住んだと言われるガブリエル シャネル。しかしどこに行くにも彼女は本と“屏風”を持っていくのを忘れなかったという。
ガブリエル シャネルが“屏風”と出会ったのは、1910年代。恋人のボーイ カペルと共にコロマンデル屏風に魅了された。コロマンデル屏風とは中国の漆塗り屏風のこと。日本にも縁の深い漆塗りの屏風には、帆船や宮殿、花、鳥など彼女にとって常にそばに置いておきたい魅力的なモチーフが数多く描かれていた。“広々とした家には住めたためしがない”と話すガブリエルは、どんな時もその屏風で居心地のよいスペースを作り、自宅での時間を楽しんだそうだ。
今季、シャネルのハイジュエリー コレクションはこのコロマンデル屏風からインスピレーションを得た。全59点のジュエリーで構成されるコレクションには、3つのテーマを設けジュエリーを展開する。
一つ目は、マドモアゼルを象徴する花・カメリアを連想させる「フローラル」。屏風の幾何学的な構造を再現しており、リバーシブル仕様になっているカフ ブレスレットは、回転するイエローダイヤモンドを手首の上にポイントとなるように配している。
二つ目は、コロマンデル屏風に描かれた動物寓話集を通して表現された「アニマル」だ。屏風に描かれた鳥たちが、10カラットを超える大粒のダイヤモンドによって命を吹き返し羽を広げた様子を切り取ったリングも。
三つ目は、彼女が好きだったクリスタルや宝石などの鉱物を反映した「ミネラル」。イエローゴールド、マザーオブパール、ダイヤモンドと多様な貴石を散りばめ、コロマンデル屏風に描かれた風景を表現したネックレスも展開される。
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