モンクレール ガム・ブルー(MONCLER GAMME BLEU)の2013年春夏コレクション。今季のテーマはスポーツのセーリング。ショーの幕が開けると、船員姿の20人のタップダンサーが登場し、映画「アーティスト」の振り付けで知られるファビアン・ルイズ(Fabien Ruiz)による、40年代のハリウッドミュージカルのような演出で観客を楽しませた。
ヨットの甲板をイメージしたランウェイには、オールホワイトのルックから始まり、モンクレールを象徴するレッド、ホワイト、ブルー、そしてラストは、フォーマルなブラックタイに レインスリッカーイエローをアクセントとして加えたスタイルが登場した。
風雨をしのぐため、テープでプロテクトされた縫い目や、スピンエーカー(ヨットの帆の一種)にインスパイアされた仕様など、セーリングや船乗りの装備によく使われているディテールが全てのアイテムに取り入れられている。セーリングのギアのようなセーラーカラ―のフラップ付ジャケットや、膝から裾に向かって広がったトラウザーズのシルエットが新鮮だ。
素材には、コットンのギンガムチェックやプリンス オブ ウェールズ地、サマーウールなどクラシックものから、反射素材、軽量なコーデュラ、 ナイロンリップストップ、テクニカルウールなど高機能素材も使用。アクセサリーは、ヌバックのボートシューズ、エスパドリーユ風のペニーローファー、そしてセーリングハットがスポーティーなマリンスタイルの仕上げになった。