ポロ ラルフ ローレン(Polo Ralph Lauren)の50周年記念イベントのランウェイショーが2018年9月7日(金)にアメリカ・ニューヨークで行われた。
メンズのランウェイショーでは、アメリカにおいて名門高校に通う生徒のことを指す“プレッピー”のスタイルを、クラシックなアイビーリーグスタイルと英国紳士のジェントルな装いのミックスで表現したルックがメイン。時代に左右されないトラッドなデザインのアイテムが多数登場する。
胸元にタイガーとレタリングのワッペンを配置した遊び心のあるスタジャンと合わせるのは、ブリティッシュテイストのジレ。カジュアルとフォーマルといった相対するイメージを持つアイテム同士を繋ぐ共通項は、“レトロ”や“クラシック”といった要素。ダメージジーンズにレザーシューズを合わせるなど、下半身にもカジュアルとフォーマルの合わせが巧みに用いられている。
“プレッピー”なスタイル以外に、90年代からインスパイアされたスポーツライクなウェアも注目したい。当時のファッションシーンを彩ったビビッドなカラーパレットからブルー、オレンジを採用したマウンテンジャケット。スポーツやアウトドアの“ギア感”を煽るポケットやファスナーは男心をくすぐるディティールだ。
ラルフローレン史上最もカルチャーシーンに影響されたとされる「ポロ スタジアム コレクション」もランウェイに登場。メンズではレッドとブラックのバイカラーのジェットキャップやダウンジャケットなどモダンなストリートスタイルにマッチするピースが揃う。
ウィメンズウェアにおいて目を惹くのが、ボヘミアンのテイストが効いたデザインの数々。エスニックかつ幾何学的なパターンにはアースカラーやレッド、テラコッタのような暖かみのある色を乗せた。
ニットにはブランドのアイコニックなキャラクター“ポロ ベア”も登場。民族的な模様と掛け合わせ、アイテムにユニークな表情を落とし込んでいる。
また、メンズと同様にウィメンズでも“プレッピースタイル”を表現。ブラウンチェックのセットアップはまさに“優等生”なスタイリングを決めるのに最適なアイテム。ストライプのシャツにニットタイを合わせたマニッシュさもポイントだ。
キッズウェアでは、メンズとウィメンズのコレクションのテーマをそのまま反映。ファミリー全員でリンクしたコーディネートを楽しめるのもポロ ラルフローレンならではの魅力の1つだろう。