NAOTO(EXILE / 三代目 J Soul Brothers)がクリエイティブディレクションを務めるスタジオ セブン(STUDIO SEVEN)初となる路面店「スタジオ セブン 中目黒(STUDIO SEVEN NAKAMEGURO)」が、2018年12月8日(土)東京・中目黒にオープンする。
2015年のブランドデビューから、3年が経過するスタジオ セブン。節目の年を迎えてオープンする路面店の地には、NAOTO自身思い入れのあるという中目黒が選ばれた。背の高い塀でハンガーラックが隠されたショップは、中に入るまで何が陳列されているか分からない、ミステリアスな構造が特徴。一歩店内に足を踏み入れると、そこにはホワイト一色で統一されたミニマルな空間が広がっている。
その内装を担当したのは、NAOTOと親交が深いことでも知られるNIGO。天井の蛍光灯や床には、シルバーの「7」を連想させるデザインがあしらわれており、その随所にブランドの世界観を落とし込んだ拘りを感じることができる。
店内には、常時幅広いラインナップを用意。オープン日には、NAOTOが産み出したアイコンキャラクター「Mr.Confused」をあしらったパーカーやTシャツ、バッグといったショップ限定アイテムが販売される。Tシャツはシンプルなデザインと、さらりとした肌触りの良さが魅力だ。また近日には、ヒューマンメイド(HUMAN MADE)とコラボレーションしたショップ限定アイテムも展開される予定だ。
スタジオ セブン立ち上げから3年。今店舗をオープンしようと思った理由を教えてください。
ここに狙いを定めていたわけではなく、色々な条件が揃って、ベストタイミングだと思えたので、オープンに踏み切りました。中目黒でいつかやりたいとは思っていたのですが、まさかこんなに早く良い物件と条件が揃うとは思っていなくて…。良い条件が揃うのって巡り合わせだと思うので、「今だ!」と思いました。
元から店舗をオープンするなら中目黒に決めていたのでしょうか。
そうですね。1店舗目は自分たちのホームタウンである中目黒がふさわしいかなって。
店舗空間はどのように構想したのですか。
内装はNIGOさんにお願いして、お任せしています。NIGOさんには、「お店に来て、楽しんでもらえるような感じに」とお伝えしました。僕が考えていたような、楽しい雰囲気を作るのはNIGOさんの得意技だと思ってはいたのですが、完成した店舗は、自分の想像の上の上を行く出来上がりになっていました。
店舗限定のアイテムは今後も発売していくのでしょうか。
そうですね。ここでしか手に入らないものを常に展開していきたいです。
立ち上げ当初から店舗オープンに至るまで、様々な取り組みを行ってきたと思います。ブランドへの向き合い方はどのように変化しましたか?
昔よりも肩の力を抜いて楽しみながら物作りできているような感じがあるかな。前はもっと気合いが入りすぎていたというか。「絶対に良いもの」「みんなに評価されるもの」を作ろう、みたいなことを考えていました。でも今は、洋服だけではなく、ライフスタイルの中に取り込んでいけるようなものも含めて、作りながら自分自身がワクワクできていると思います。
ブランドをディレクションしていく中でご自身のファッション観に変化はありましたか。
あまりファッションに対する考え方は劇的には変わっていないです。でも、洋服に限らず色々なことに影響を受けているとは思います。
物作りのインスピレーションはどのようなものから得ているのでしょうか。
僕は普段から、幅広い分野のことに興味を持っています。洋服だけではなく、衣食住すべてにおいて、何かハマると追求したくなるタイプなんです。人間の生活において欠かせない衣食住の要素がクロスオーバーして、インスピレーションの源になっていると思います。自分の年齢や、経験を増していくにつれて、興味範囲も広くなってきているように感じています。
衣食住のなかでも、具体的にはどのようなことに興味を持たれているんですか。
“食“は常に興味を持っていますね。いつかスタジオ セブンを通していい落とし込み方ができたらいいなあって考えています。自分が好きで、突き詰めていったものを形にできたら嬉しいですよね。自分が面白いと思っていることを、いつもスタジオセブンを楽しんでもらっている方にも感じてもらいたいです。
今後はどのようにブランドをディレクションしていきたいですか。
自分の興味範囲や引き出しを増やして、普通のファッションブランドではやらないことをやっていきたいです。例えば、先ほどお話しした“食”もそうですが、自分自身も欲しいと思うようなものや、生活の中でこれがあったら楽しい、と思うようなアイテムを増やしていきたいです。