1948年、坂野惇子、田村江つ子、田村光子、村井ミヨ子の4人がファミリアの前身であるベビーショップ・モトヤオープン。1950年にファミリア(familiar)を神戸で創業。
ファミリア(familiar)は、ベビー服・子ども服のブランド。「子どもの可能性をクリエイトする」を理念に、生まれて最初に触れるものや見るもの、身に着けるものすべてに“本物”と“やさしさ”を提供する。国産にこだわった肌着や、手刺繍&アップリケのバッグ、よそいきワンピース、ベビーシューズなど、子どもをサポートし、思い出に寄り添うようなアイテムを揃える。
ファミリアは、1950年に「子どものためにより良いものを」という思いから、坂野惇子をはじめとする4人によって神戸にて創業された。前身となるベビーショップ・モトヤは、わずか2台の陳列ケースからスタート。創業者の4人は業務を分担し、家庭と仕事を両立させていた。
ファミリア創業後は、ベビー服・子ども服の展開に加え、育児相談やファミリア・ガイドと名づけた小冊子の発行を行うなど、欧米の育児法の紹介と普及にも努めた。
ファミリアのアイコニックなこぐまのキャラクター「ファミちゃん」は、創業後間もない1951年頃に原型となるデザインが登場。その後、こぐまの双子「ファミちゃん」「リアちゃん」のぬいぐるみの生産をスタートする。当初は手作業にて生産を行っていたが、1970年代以降は工場生産に移行した。
また、1952年には、当時肌着として認識されていたTシャツをアウトウェアにし、胸と背中の両面にこぐまのイラストを大胆に描いたデザインを考案。この絵から子どもに自由にお話を連想してもらおう」という意図のもと、「おはなしTシャツ」として販売され、現在も継続的に新デザインで展開されている。
効率よりも品質を重視したものづくりを特徴としており、素材、縫製、モチーフ、パターン、色使い、といった要素それぞれにこだわりを持っている。吸湿性に優れ、肌触りの良い安全な素材使い、丈夫な縫製、自然を愛する気持ちを育むようなモチーフ、子どもの成長に合わせた立体感と、運動量を考慮した動きを妨げないパターン、コーディネートしやすく子どもの心理面に良い影響をもたらすカラーを大切にしている。
商品ラインナップは、ベビーウェア、キッズウェアに加え、雑貨やインテリアアイテム、バッグ、シューズ、ランドセルなどを展開。オケージョンウェアやお受験衣料なども揃える。
尚、ファミリア創業者の1人である坂野惇子は、2016年放映のNHK「連続テレビ小説」『べっぴんさん』のヒロインのモデルとなっている。
1948年12月、ファミリアの前身であるベビーショップ・モトヤオープン
1950年4月、4人の女性たちが親の立場にたって良心的な商品を製作し、神戸で創業。神戸市生田区三宮に神戸店(センター街店)をオープン
1951年4月、大阪うめだ阪急百貨店内に直営店をオープン
1956年5月、東京数寄屋橋阪急百貨店内に直営店をオープン
1966年8月、神戸元町店オープン
1970年4月、スヌーピーの商品、販売開始
1976年9月、東京銀座に日本初の子供百貨店 銀座ファミリアをオープン
1984年5月、神戸商品センター完成
1985年3月、創立35周年を迎え、岡崎晴彦が社長に就任
1990年3月、新商品センターが神戸市須磨区に完成
1994年1月、新本社ビル完成移転
1994年3月、中国広東省に中国工場設立
1995年4月、新東京支社ビル完成移転
1999年9月、銀座ファミリアを拡張移転し、銀座本店オープン
2003年8月、神戸元町本店をリニューアルオープン
2011年4月、岡崎忠彦が社長に就任
2011年12月、東京オフィスを中央区日本橋へ移転
2012年11月、阪急うめだ本店ファミリアをリニューアルオープン
2014年10月、銀座本店を移転し、リニューアルオープン
2015年4月、東京都白金台にファミリアの保育園「familiar PRESCHOOL白金台」を開園
2016年5月、神戸本社を神戸市中央区磯上通りへ移転
2016年6月、体感型ショップ ファミリア代官山店オープン
2016年9月、兵庫県夙川にファミリアの保育園「familiar PRESCHOOL夙川」を開園
2016年10月、オンラインショップと実店舗連動のオムニサービスを開始
2017年3月、サポートクリニックと「衣料と医療」の連携を開始
2017年6月、モノ・コト・マナビのファミリア横浜元町店オープン キッズラボ開設
2017年6月、東京都碑文谷にファミリアの保育園「familiar PRESCHOOL碑文谷」を開園
2018年4月、東京オフィスを港区六本木へ移転
2018年4月、東京都渋谷区にファミリアの保育園「familiar PRESCHOOL神宮前」を開園
2018年9月、ファミリア神戸本店オープン