アルベルタ フェレッティ、モスキーノなどを展開するイタリアのアエッフェグループ(以下、アエッフェ)が、エマニュエル ウンガロの独占的パートナーシップ契約を締結したことを発表した。
アエッフェはエマニュエル ウンガロのレディースウェア・アクセサリーを製造し、グローバルで販売する権利の他、デザイナーの指名権も持つこととなった。締結後すぐに、アエッフェは若手イタリア人デザイナーのファウスト・パグリッシ(Fausto Puglisi)を新クリエイティブ・ディレクターに任命。ファウスト・パグリッシによる新生ウンガロのコレクションは、2013年3月に開催されるパリ・ファッションウィーク期間中に、2013年秋冬コレクションとして披露される予定。
アエッフェCEOマッシモ・フェレッティは、今回のパートナーシップについて非常に満足している気持ちを次のように表現した。「今回の新しいプロジェクトは、他とは一線を画する独特のDNAをもったブランドをコンスタントに研究、推進し、若い才能を発掘、支援することを通して、グループの創造的、生産的な面でのプラットフォームを拡張していこうという我々の目標を明らかにするものです。ファウスト・パグリッシをウンガロブランドのクリエイティブ・ディレクターに指名することにあたっては、イタリアンデザインの最前線に立つ、誰もが認める素晴らしい才能を選びました。彼は、国際的な知名度も十分ですし、カラー、フェミニニティ、そしてラグジュアリーという要素においても並外れたセンスの持ち主です。」
シチリア出身のファウスト・パグリッシは、20歳のときに合衆国に移住し、そこでスタイリストや国際的なフォトグラファーたちとのコラボレーションを始めた。2006年に自らのブランドをスタートさせ、これまでミラノファッションウィークにおいて3回コレクションを発表。ドルチェ&ガッバーナのデザイナー、ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナがその才能を認めたことでも知られている。
ファウスト・パグリッシは「私は、メゾンウンガロにとってのこのエキサイティングな再出発という冒険に、アエッフェグループと共に乗り出すことができることを大変光栄に思います。ウンガロは、美しさと気品という、長年受け継がれてきた素晴らしい財産をもつメゾンです。私は、自分自身の情熱、そして業界のノウハウと質の高いクラフツマンシップの代名詞であるアエッフェグループによる計り知れないほど貴重なサポートを武器に、この挑戦に立ち向かっていきます。」と、今回の件についてコメントした。