ラルフ ローレン パープルレーベル(RALPH LAUREN PURPLE LABEL)は、2020年春夏メンズコレクションを発表した。
コレクションのイメージは、イタリアのリビエラ海岸でのクルージング。海辺のセーリングペナントや、ヴィンテージポスターを彩る鮮やかな色彩からイメージを広げていき、春ならではの明るい開放感を表現。活動的なデイタイムから、エレガントなイブニングスタイルまで、色彩豊かで軽やかなウェアを揃える。
目を引くのは、ゴールドのラインやボタンをあしらったオフィサージャケットや、ワイドシルエットのセーラーデニムパンツ、爽やかなストライプを配したニットやカットソーなど、船乗りを連想させるマリンテイストのスタイリング。袖にラインを配したセーターには、シンボリックな「ポロベア(Polo Bear)」があしらわれている。「ポロベア」も、オフィサージャケットにドットスカーフ、エスパドリーユといったマリンルックで統一し、遊び心を覗かせた。
薄手のニットやアイコニックなポロシャツには、帆船、ヨット、灯台といったモチーフを描いたアールデコのポスターのデザインを投影。イエロー、オレンジ、ブルー、レッドなどの色を組み合わせ、絵画的に仕上げている。
また、赤、青、黒をベースにしたレーシングダイヤルを描いた、防水加工のセーリングジャケットや、一部にリサイクル繊維を取り入れた、高級ナイロン素材のカラーブロックジャケットなど、機能的なウェアはジャストサイズのタイトなシルエットが印象的。上品なアクティブスタイルを提示している。
柔らかなベージュやグレーといったニュートラルカラーに彩られた、テーラードジャケットやセンタープレスのトラウザーは、いずれも細身で端正なシルエットに仕立てられている。軽量のグレースーツ、モカカラーのディナージャケット、リネンのサファリシャツ、上品なギャバジンのトレンチコートは、ソフトな色味と均整の取れたパターンメイキングによって、清々しく軽快な気品を漂わせる。
フューシャピンクやヴィヴィッドなグリーン、オレンジに彩られた、インパクトのあるジャケットは、モダンでエネルギッシュな雰囲気を演出。ブライトなイエローのセットアップにはブラックのタートルネックとシューズを組み合わせ、はっきりとした色彩のコントラストを見せる。スタイリングの大胆さは、堂々としたエレガンスと呼応しながら、生き生きとしたイブニングスタイルを描き出す。