キューン(CUNE)の2019年秋冬メンズ&ウィメンズコレクションが発表された。
毎シーズン、オリジナリティ溢れる唯一無二の世界観で楽しませてくれるキューン。2019年秋冬はブランドの25周年を祝す記念すべきシーズンだ。今季は「スイートメモリーズ(SWEET MEMORIES)」をコレクションテーマに、過去のアーカイブの中でもとりわけ存在感を放つアイテムをセルフカバーしている。
キューンの独特の世界観を生み出すのに一役買っているのが、食べ物モチーフ。こんがりと焼けた“餃子(GYOZA)”の皮で全身を包み込んだかのような2011年春夏コレクションのアウターや、“キャベツの芯(THE CORE OF THE CABBAGE)”をそのまま転写したかのような2013年秋冬コレクションのセットアップが復活した。
“オールドブレッド(OLD BREAD)”をテーマにした2015年春夏コレクションからはカビの生えてしまったクロワッサン風クロップドトップスが、“生肉 IN THE SKY(RAW MEAT IN THE SKY)”をテーマにした2016年春夏コレクションからは、霜降りの生肉をリアルに表現したドレスをラインナップする。
動物モチーフも、キューンを語る上で欠かせない存在。2015年秋冬コレクションからは“猫の口の上の膨らんだところ(FUGU FUGU)”をモチーフにしたベアトップドレスや、三毛猫の柄を落とし込んだボリューミーなジャケットが、“気持ち悪い”がテーマの2013年春夏コレクションからは上下逆さの子犬を散りばめたシャツが蘇る。
人間の体の一部をイメージしたピースも、存在感抜群。2009年春夏コレクションの“盲腸(INTESTINE)”風ニットを飾り付けたドレスや、2010年春夏コレクションの“白目(WHITE OF THE EYE)”を並べたピンストライプジャケットなどが異彩を放つ。
キューンのアイコニックなウサギのキャラクターをヒップ部分に並べたパンツや、“スイートメモリーズ(SWEET MEMORIES)”のグラフィックをアームに配したロングTシャツなど、今シーズンだけの新作ピースも制作された。