雨風をしのぐゴアテックス素材を使用したメンズのおすすめアウターを一挙紹介。プラダ(PRADA)などラグジュアリーなブランドから、ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)をはじめとするアウトドアブランドまで、様々なプロダクトが展開されている2019年シーズン。“防水透湿”の機能性を誇るゴアテックス素材を、ブランドならではのデザインで落とし込んだダウンやブルゾンが勢ぞろい。寒い冬の相棒となるメインアウター選びの参考にしてみて。
そもそもゴアテックスとは、製品でも生地でもない。一般的に“ゴアテックス搭載”というと、1958年に設立されたW.L.ゴア&アソシエイツが製造する「ゴアテックス ファブリックス」を使用したプロダクトのことを指す。
「ゴアテックス ファブリックス」には、独自に研究・開発した「ゴアテックス メンブレン」と呼ばれる薄い膜が組み込まれている。これによって、ゴアテックス製品の最大の特徴である、水をはじき熱を外へ逃がす“防水透湿”が実現しているのだ。
スポーツウェアを基盤に、洗練されたプラダのデザイン性を落とし込んだ「プラダ リネア・ロッサ」から登場するダウンジャケットは、目を引くビビッドなカラーが特徴的。中綿をたっぷり詰め込んだボリューム感も魅力だ。シンプルながら洗練されたデザインで、他にはない存在感抜群の1着に仕上がっている。
ザ・ノース・フェイスからは、スムーズな開閉が出来る新型ファスナー搭載の2モデルが登場。「ゴアテックス ヌプシジャケット」は、ダウンの抜けを抑える加工や耐摩耗性を考慮した加工を施し、機能面を強化。フリースジャケット「ゴアテックス デナリジャケット」は、肩の切り替え部分や袖裏のエルボーパッチに撥水素材を使用し、耐摩耗性を高めた。
Y-3(ワイスリー)の「ゴアテックス フーデッド パデッド パーカ(GORE-TEX Hooded Padded Parka)」は、同ブランドらしいオールブラックのシックなデザイン。必需品を収納出来る内ポケット、保温性を高めるリブ付きカフスなど、機能的なディテールをあしらった。バックには、「GORE-TEX」と「Y-3」のロゴをあしらったカスタム仕様のラベルを配置している。
デサント ポーズ初となるゴアテックス素材を使用したコレクションでは、ミリタリーウェアをベースに、左胸に大きな内ポケット、裾にアジャスターを付けた「ゴアテックス ブルゾン」を展開。また、デサント ポーズ定番のシンプルなフード付きコートも、ゴアテックス ファブリックスを使用して登場する。
ナナミカは、ゴアテックス ファブリックスを使用したアウターを多数ラインナップ。米国海軍のN-1 Winter ParkaをベースにしたゆるやかなAラインシルエットのシェルコートをはじめ、表面にツイード調ウールをラミネートしたステンカラーコート、襟のカラーを切り替えたクラシカルな佇まいのダウンコートなど、冬のメインアウターとなるアイテムを用意する。
ナイキ ACG ゴアテックス ジャケット 46,200円(税込)
ナイキ ACG(NIKE ACG)は、アーカイブから取り入れたパターン大胆にデザイン。胸のブランドロゴ、右腕の“GORETEX”の文字はビビッドな赤であしらい、デザインのアクセントに効かせた。また、ジップ付きのカンガルーポケットや、中の物を乾いた状態のまま保つ裏地付きポケットなど、便利な収納機能も備えている。
ビームス F(BEAMS F)がウールリッチに別注したのは、立ち襟が特徴のダウンジャケット。ゴアテックス ファブリックスを使用し、機能面を向上させた。また、やや長めにした着丈やゆとりを持たせたシルエット、ボディと同色のボタンやファスナーなど細部をアレンジし、クラシックな雰囲気を残しつつ現代的にアップデートしている。
ゴールドウィンの「アセンドジャケット」は、春・夏・秋の3シーズンに渡って着用できる1着。前立ての裏、前身頃、背面と、それぞれの位置に利便性の高いポケットを配置。水抜き穴のある腰ポケットには、濡れたグローブやドリンクボトルなどを入れることもできる。