レオパードはアイテムの組み合わせ次第で雰囲気を変化
“強め”なイメージを持たれがちなレオパード柄のアイテム。その“強さ”を打ち出した着こなしもロックだが、ブラックと組み合わせるとクールな印象に着こなすことができるなど、合わせるアイテム次第で表情を変えて楽しめる。アウターだとハードルが高く感じる人は、さりげなく着られるシャツから取り入れてみるのもおすすめ。
セリーヌ(CELINE)は、コンパクトなシルエットのレオパード柄ジャケットに、ブラックのシャツ、ガンクラブチェックのセンタープレスパンツをコーディネート。裾に向かってゆったりとしたシルエットのボトムスを選ぶことで、レオパード柄が作り出すソリッドな雰囲気にレトロさをプラスする。
ヴェルサーチェ(VERSACE)のレオパード柄ジャケットはフリンジ付きのハードなデザインがアイキャッチ。カラフルな派手柄トップスと、タイダイのショートパンツを組み合わせ、明るく軽快な印象に着こなしている。
しなやかなレオパード柄のシャツの上に、ゴールドカラーの装飾が華やかなブラックのガウンを羽織ったサンローラン(Saint Laurent)。トップスでリュクスなムードを演出している分、ボトムスはブラックスキニーパンツとホワイトのレザーシューズでシンプルに。
アイキャッチなグラフィック
インパクトのあるグラフィックを施したウェアは、コーディネートのアクセントにプラスしたい。グラフィティのようなアートや、インパクトのあるイラスト、ノイジーなプリントなど、アイキャッチなデザインを選んでアヴァンギャルドに着こなそう。
ブラック スキャンダル ヨウジヤマモト(BLACK Scandal Yohji Yamamoto)のブラウスは、フロント全面にダイナミックに描かれた「化物」モチーフが目を引く1着。不思議なインパクトを残す「化物」のグラフィックが、上下ブラックで揃えたコーディネートにエッジを効かせる。
ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)のTシャツは、モノクロ写真の上からスプレーで文字を描いたような、グラフィティ感のあるデザイン。不均一な柄のタイダイパンツが、サイケデリックなエッセンスをもたらしている。
ファセッタズム(FACETASM)は、カラフルなグラフィックプリントをあしらった、ユニークなフォルムのパンツを展開。至るところからドローコードが飛び出し、様々な柄がごちゃ混ぜになっている、ノイジーなデザインが魅力だ。白のジャケットと、ダンガリーのシャツ、足元にはスニーカーと、意外性のあるアイテム同士を組み合わせているのもポイント。
気軽に取り入れられるダメージ加工
退廃的な印象を演出するダメージ加工。断ち切りや穴など、ほつれた部分の粗野な雰囲気が、ロックのハード感を後押ししてくれる。ダメージデニムがファッションのテイストにかかわらず普及していることもあり、ロックファッションに馴染みのない人でも、気軽に取り入れやすい要素だ。
キディル(KIDILL)は、ニットカーディガンに大胆なダメージ加工を施した。大きく穴の開いたカーディガンの下にはグラフィックTシャツをコーディネート。ニットのダメージ感との対比で、プリントのポップさが際立っている。