映画『泣きたい私は猫をかぶる』が2020年6月5日(金)の劇場公開を延期し、6月18日(木)よりNetflix全世界独占配信。『ペンギン・ハイウェイ』のスタジオコロリドによる長編アニメーション映画第2弾だ。
スタジオコロリドの最新作となる映画『泣きたい私は猫をかぶる』。前作『ペンギン・ハイウェイ』で第42回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、ファンタジア国際映画祭 今敏賞(ベストアニメーション賞)を受賞した新進気鋭のアニメーションスタジオのオリジナルストーリーの新作とあり、公開前から期待が高まっている。
主人公は、中学2年生の笹木美代。学校では“ムゲ(無限大謎人間)”というあだ名で呼ばれているちょっと変わった女の子だ。ムゲが“変わっている”のはクラスだけではない、とある日を境に「猫に変身できる」ように…。
猫に変身できる不思議なお面を手にしたムゲは、猫になって好きな人へ会いにいく。“大好きな君に会える魔法”を見つけたムゲの恋、その先に待っているものとは…。
私はあなたの力になりたい。好きって言われたい―
笹木美代は、いつも明るく陽気な中学二年生の女の子。空気を読まない言動で周囲を驚かせ、クラスメイトからは「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれている。しかし本当は周りに気を使い、「無限大謎人間」とは裏腹に自分の感情を抑えて日々を過ごしていた。
そんなムゲは、熱烈な想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人へ毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。めげずにアピールし続ける彼女には誰にも言えないとっておきの秘密があった…。それは、猫の姿になって大好きな日之出に会いにいくこと。実はムゲは、ある夏祭りの夜お面屋にいた猫の店主から、「かぶると猫へと姿を変えることができる」という不思議なお面をもらって以来、猫・太郎として日之出の家に通っていたのだ。
普段はクールに振舞う日之出だが、太郎にだけは素直な気持ちを打ち明けることができ、いつしか太郎は日之出の支えになっていた。≪人間≫のときには距離を取られてしまうが、≪猫≫のときには近づけるふたりの関係。ムゲもまた、猫でいれば周囲との関係に悩むことない自由さを知り、次第に心地よさを覚えていく。
猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになるムゲ。ある日、再び現れた猫店主から、猫の“お面”とムゲの“顔”を交換し、≪人間≫を捨て≪猫≫として生きるよう迫られる…このままずっと、あなたのそばにいたい。でも、≪私≫に戻ることができなくなる――自分が誰に支えられているのか。大切なものに気がつくとき、二人の世界が変わり始める。
主人公・笹木美代(ささきみよ)
クラスメイトから「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれる少女。学校でも家でもいつも明るく元気いっぱい。熱烈な恋に落ち、クラスメイトの日之出賢人に毎日果敢にアタックを続ける。不思議なお面を手にし、猫に変身できるように。
ムゲ役を演じるのは、『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』などスタジオジブリの長編アニメーション映画で声優を担当した、志田未来。映画、ドラマ、舞台と第一線で幅広く活躍しる志田が、自分の気持ちをまっすぐに表現する女の子を演じる。
日之出賢人(ひのでけんと)
ムゲの恋の相手。思っていることを全面に出せない男の子だが、意思がだんだん変わっていって、一人の少年から青年のような気持ちに移り変わっていく。
もう一人の主人公日之出賢人役には、「鬼滅の刃」の竈門炭治郎役や「東京喰種 トーキョグール」アニメシリーズの主人公・金木研 / 佐々木琲世役の実力派・花江夏樹。誰もが感じたことがきっとある、思春期独特の感情を声で表現する。