リミ フゥ(LIMI feu)は、ウィンダンシー(WIND AND SEA)と初めてコラボレーションしたユニセックスのアイテムを2020年3月25日(水)からリミ フゥ伊勢丹新宿店にて先行発売し、4月4日(土)からリミ フゥ各店舗、ウィンダンシー 中目黒などにて発売する。
ウィンダンシーが掲げる“純粋に作りたいものを作る”というコンセプトと、リミ フゥの“好きなものを作り続ける”という理念が重なり合い、今回初となるコラボレーションが実現した。
コラボレーションアイテムは、モードとストリートをミックスさせた全6アイテムを用意。リミ フゥの高度なパターン技術を駆使した仕立てに、ウィンダンシーの得意とするブランドロゴを組み合わせたロングコートやブルゾン、フーディー、カットソー、バッグを展開する。
ナイロン生地のロングコートやアシンメトリーブルゾンは、流れるようなフォルムに両ブランドのダイナミックなロゴが映える、アイキャッチな仕上がりだ。また、フーディーやカットソーは、シンプルでリラックスした表情が魅力。リミ フゥとウィンダンシーの、相反する世界観が融合したアイテムが揃う。
また、ビジュアルのモデルには、タレント・女優・モデルの最上もがとTokyo DandyのJoeを起用し、撮影・スタイリングはウィンダンシーを手がける熊谷隆志自らが担当した。
リミ フゥのデザイナーである山本里美と、ウィンダンシーのクリエイティブディレクターを務め、スタイリスト・カメラマンなど幅広く活動する熊谷隆志に、初のコラボレーションに関してインタビュー。意外性のあるコラボレーションが実現するまでの経緯や、タッグを組んだクリエーションの経緯について話を聞いた。
山本里美さんのリミ フゥと、熊谷隆志さんのウィンダンシー、両ブランドがコラボレーションするに至ったきっかけは何ですか。
山本:もともと社内に熊谷さんのファンが多く、ウィンダンシーの服を着ているスタッフが結構いまして。スタッフが身につけている服を見かけて「それ、可愛い」と思ったアイテムが度々熊谷さんのブランドだったこともあり(笑)、自然に「ウィンダンシーとコラボレーションをやりたい」という希望が社内で湧きあがってきました。
またタイミング良く、外で熊谷さんに偶然お会いして。その時はコラボレーションのお話が出来ませんでしたが、後日直接ご本人にお願いしたくて、携帯番号を仕入れました(笑)。
熊谷:普通はまず会社に連絡が来るんですけど、里美さんはダイレクトでしたね(笑)。
山本さんがコラボレーションの相手を決める際に、どのような点を重視していますか。
山本:顔が見える相手とコラボレーションしたい、という点です。お相手の実際の雰囲気を少しでも知っていると方向性がイメージしやすいので。熊谷さんは最初にお見かけしたときから「いつもお洒落な人」という印象を持っていました。
山本さんからのオファーを受けて、熊谷さんはどう感じましたか?
熊谷:嬉しかったですね。ウィンダンシーっていわゆる“ストリート枠”のブランドで。ストリートブランド間のオファーはできても、ストリートブランドからリミ フゥみたいな“モード枠”のブランドにオファーするというのはなかなか難しい。滅多にないことです。里美さんの方から直接声をかけてもらえるとは思っていなかったので、そういう意味でも嬉しかったです。
“ストリート枠”と“モード枠”。異なるジャンルのブランド同士のコラボレーションは通常は実現しにくいのですね。
熊谷:全く真逆なブランド同士のコラボレーションになる分、どんな風に仕上がるか楽しみでしたね。まあ、いざやってみたら意外に別ジャンルでもなかったというか。価格帯だけ別ジャンルでしたが(笑)。