2013年2月17日(日)、ロンドンファッションウィークでジョナサン サンダース(Jonathan Sounders)が2013-14年秋冬コレクションを発表した。
モスグリーン1色で統一された会場では、秋の風景を感じさせるような鮮やかなカラーの服たちが次々と登場した。カーキ、イエロー、レッドなど紅葉のような色合いが主役となり、ブラックやブラウンなどのベースカラーが引き締まった印象を与えている。
さりげなく取り入れられたユニークなディテールが特徴的。カーキのドレスやコートにある花のモチーフのアップリケは、ベーシックなアイテムを一気に芸術的な雰囲気に。薄手のドレスにあしらわれた切り絵のようなモチーフも、アールヌーヴォーのような美しさで、エレガントな仕上がりとなっている。そして、思い切りウエストを強調したコルセットを合わせることで、メリハリのあるスタイルを実現した。
温かみのある厚手の生地に、光沢のあるハードな素材を合わせたコーディネートがそろう。Aラインでクラシックなムードを出しながらも、人工的な質感をプラスすることで、2010年代らしい旬な着こなしを提案した。女性らしさをアピールしながらも、どこか個性的でアーティスティックなデザインが目を惹くコレクションとなった。