フェンディ(FENDI)が2013-14年秋冬コレクションをミラノファッションウィークで発表した。テーマは「Icons unchained」。フェンディのDNAであるファーの再解釈とセレリア(Selleria)と呼ばれる伝統の職人技術によって、モダンに進化したコレクションだ。
コレクションショーの来場者に配られたデザイン画には、カールの「Fur is Fendi, Fendi is Fur」のメッセージ。ウェアはもちろん、モヒカンのヘッドアクセ、アイウェアのテンプル(眼鏡のつる)、バングル、バッグ、シューズと頭からつま先まで、ファーが用いられている。レザーはカラーリングされ、迷彩柄を描くフリンジのドレスに変身した。
クラフトマンシップの進化によって、ミンクやフォックスなどのラグジュアリーな素材は3Dのようにプレイフルな表情に。黒をベースに鮮やかなネオンカラーを射すことでパワフルでエッジィな印象を与える。
カール・ラガーフェルドの何ものにも束縛されない自由なクリエイティブとフェンディのDNAとが起こした、強烈な化学反応は鮮烈なインパクトを残した。