2013年3月2日(土)に、ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)がパリファッションウィークで2013-14年秋冬コレクションを発表した。すべてモノトーンで統一されたコレクションは、スウィートなアイディアをとり入れながら、シックに大人の可愛らしさを提案した。
ローウェストの切り替えに太めのプリーツを合わせたドレスは、すっきりとしたラインとランダムに舞う裾のバランスが印象的。月桂樹のようなデザインのタイトなニットには、ボリュームのあるミニスカートを合わせ、Aラインを強調した。
クリーンなパンツルックは、ミニマルなデザインで知的なムードに。ジャンプスーツは小さなポケットやベルトのデザインが60年代風。マニッシュなジャケットのラペルには、さりげなくキラキラと光る柄がポイント。トップスやボトムに用いられたダメージ加工のような装飾は、ちょっぴりハードな印象に。
トレードマークのビックリボンは、今季も登場。ドレスのギャザーと一体化させたり、張りのあるレザーを使用したりと、キュートなシンボルが甘さを控えて生まれ変わる。
後半は、繊細な薄手のテキスタイルをポイントであしらったアイテムがそろう。フリルをたっぷり入れた、ホワイトのシャツドレスは、肌の透ける質感を微妙なバランスでとり入れた、こだわりの一着。カラーを抑えることで、ディティールのセンスが光るコレクションは、クール&フェミニンに仕上がった。