秋冬のメンズジャケットを種類別に特集。襟の形やシルエット、素材、用途によってメンズのジャケットを分類し、おしゃれな人気ブランドの2020年秋冬新作からおすすめをピックアップ。かっちりしたコーディネートにぴったりなテーラードジャケットやダブルブレストジャケットから、肌寒くなる秋冬におすすめのフリースジャケット、ダウンジャケットまで、一挙に紹介。いち早く秋冬のコーディネートに使えるジャケットをチェックしよう。
テーラードジャケット:男性用の背広と同じようにかっちりと仕立てたジャケット。パーツごとに型紙を作ることでシルエットが固定。V字型の前開き、折り襟が特徴。
ユニクロ(UNIQLO)がデザイナーのジル・サンダーとコラボレーションした「+J」から、ペーパーライクなウール地で仕立てたテーラードジャケットが登場。程良いハリのある上品な雰囲気で、ややオーバーサイズな仕立てになっておりデイリーのコーディネートにも気軽に取り入れやすい。ウールブレンドイージーパンツとの、セットアップでの着こなしもおすすめだ。
発売日:2020年11月13日(金)〜
ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)のテーラードジャケットは、袖口や合わせにボタンの代わりにパールがあしらわれているのが特徴。背中には生地を折り畳むようにしてタックが配されており、両サイドのタック部分にもパールを装飾した。コーディネートのアクセントとして単品使いしても、同素材のパンツとセットアップで着用しても楽しめるテーラードジャケットだ。
発売日:2020年7月11日(土)〜
ダブレット(doublet)は、フエルトを手作業によって縫い合わせたパペット刺繍でトラを表現したテーラードジャケットを展開。胸ポケットから飛び出すようにして立体的なトラをあしらい、遊び心に溢れたデザインに仕上げた1着だ。
発売時期:2020年9月上旬〜
スタンドカラージャケット:折り返しがなくまっすぐ立った襟のジャケット。“スタンドカラー”は和製英語で、スタンディングカラー、スタンドアップカラーと呼ぶこともある。スタンドカラーとほぼ同じ意味合いとして“バンドカラー”が用いられることもある。
ザ ヴィリディアン(The Viridi-anne)のデザイナーの岡庭智明が手掛ける新ブランド「デュエラム(DUELLUM)」のスタンドカラージャケットは、ハンドステッチによって縫い合わせた表情豊かな仕立てが魅力。無地の生地・ストライプ地と、数種類のデッドストックのスーツ地をパッチワークした、クラフト感のある仕上がりとなっている。ライニングには生成りのタイプライター素材を採用し、内側に着脱可能なハーネスも付属。袖を通さずラフに背負った着こなしも可能だ。
発売時期:2020年7月下旬〜予定
ノーカラージャケット:襟の無いジャケットのこと。ネックラインは、ラウンド型やV字など様々だが、首元がすっきりと見えるのが特徴。襟のあるジャケットよりもややカジュアルな雰囲気。
レインメーカー(RAINMAKER)の“半纏”風のエコスエードノーカラージャケットは、日本の半纏を彷彿させる直線的なフォルムと掛襟風ネックラインがポイント。素材には、天然皮革に限りなく近いとされる高級人工皮革を採用。超極細繊維で仕立てた高級人工皮革は、柔らかくしなやかで肌なじみがよい上に、レザーよりも軽量なのが魅力。さらりと羽織って着こなせそうなジャケットだ。
発売日:2020年7月10日(金)〜
ダブルブレストジャケット:前合わせ部分のボタンが2列になっているジャケット。ボタンの分、前の合わせが広く重なるように仕立てられている。1列ボタンのシングルブレストがスマートな印象なのに対し、ダブルブレストジャケットは立体感のあるシルエットに見える。存在感や風格を出したい着こなしや、前を開けゆったりと羽織るジャケットスタイルを楽しみたい時におすすめ。
ディオール(DIOR)は、メゾンのアイコニックな「バー」ジャケットを起点としたダブルブレストジャケットを展開。クロスストラップを配してモダンなアクセントを効かせつつ、上品でクラシカルな佇まいに仕上げている。
発売時期:2020年11月上旬〜
ラッド ミュージシャン(LAD MUSICIAN)からは、ショート丈に仕立てたダブルブレストのジャケットが登場。青みがかったダークなパープルブラックの生地を用いて、ショルダーはややドロップさせ、立体感のある身幅に仕立てた。ワイドパンツとのセットアップや、スキニーパンツと組み合わせたロックな着こなしなど、様々なコーディネートを楽しめそう。
発売時期:2020年秋冬
ナポレオンジャケット:フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルト(1769~1821)になぞらえて命名されたジャケットで、ナポレオンが着ていた軍服がデザインモチーフになっている。装飾を施した、19世紀初頭のヨーロッパの宮廷服を思わせるジャケットを指す。ナポレオンジャケットという名称は、フランスのデザイナー、シャンタル・トマスの’87/’88年秋冬コレクションに登場した作品のネーミングが元となっている。
セリーヌ(CELINE)のナポレオンジャケットは、袖や身頃にゴールドの装飾を配したクラシカルなナポレオンジャケットのベースを踏襲しつつ、フードを追加してモダンにアップデート。そのフードにも、縁取るようにしてゴールドの装飾をあしらい、華やかな佇まいに仕上げた。