ショーメのジュエリーで不動の人気を誇るのが、繊細なラインとまばゆい宝石を組み合わせた、「ジョゼフィーヌ」コレクション。中でも“ティアラ”とブリリアントカットダイヤモンド、という2つのアイコンを融合したリング「スプレンダー アンぺリアル リング」は、ナポレオンの王妃・ジョゼフィーヌの優雅さやフェミニンさを表現した豪華絢爛な逸品。同コレクションのマリッジジュエリーと重ね付けして楽しむこともできる。
1858年に、フランスのパリにて生まれたブシュロン(BOUCHERON)は、パリのヴァンドーム広場で真っ先にジュエリーショップを始めた老舗メゾン。英国王室でもブシュロンのダイヤモンドティアラが受け継がれているなど、輝かしい歴史を誇る。
今からおよそ50年前に誕生した「セルパンボエム」は、ブシュロンのシンボル“ヘビ”をモチーフしたアイコンコレクション。ゴールドのビーズで縁どられたドロップモチーフや、繊細なゴールド細工により、スネークの神秘的でフェミニンな美しさを讃えている。なおメゾンの表現する“スネーク”とは、守護と永遠、自立した女性像を意味するのだとか。
モーブッサン(MAUBOUSSIN)は、1827年に創立したフランスのジュエリーブランド。日本での知名度は低めであるが、その芸術性の高いジュエリーはパリ万国博覧会で数々の賞を受賞するほど、高評価を得ている。
■ジュエリーの特徴
創業時よりカラーストーンを使用したジュエリーに力を注いでいたモーブッサン。特に大ぶりなカラストーンを使用したアーティスティックなデザインが有名だ。近年では、幸福のシンボル“四葉のクローバー”をイメージした「チャンス・オブ・ラブ」が人気を集めている。
日本のジュエラーだって負けてはいない。世界が誇るメイドインジャパンの技術を駆使した老舗ジュエラーとして、ミキモト(MIKIMOTO)、タサキ(TASAKI)、俄(NIWAKA)の3ブランドにフィーチャーした。知っているようで、実はあまり理解していなかった国内ジュエラーの違いを、しっかりと抑えていこう。
1899年に創業したミキモト(MIKIMOTO)は、養殖真珠を主としたジュエリーブランド。世界初の真珠の養殖に成功した老舗ジュエラーであり、国内外の皇室・王室御用達メゾンとしても、高い地位を確立している。
パールの代名詞として知られるミキモトは、厳選された最高品質の“アコヤ真珠”をメインに使用しているのが特徴。またパールに並んでダイヤモンドの評価も非常に高く、独自の評価基準によって見定めた、高品質なジュエリーだけを取り扱っている。
TASAKI(タサキ)は、田﨑俊作によって1954年に創業されたジュエリーブランド。真珠の加工販売を行うブランドとしては、品質・技術ともに世界のトップクラスの実力を持つ。国内ジュエリーブランドでは、ミキモトと肩を並べる。
エレガントなデザインが多いミキモトに比べ、TASAKIのジュエリーはモダンで斬新な印象。またパールはアコヤ真珠を中心に、多彩な真珠を取り扱っている。さらに高度な自社研磨技術を誇るダイヤモンドは、ミキモト同様に高い評価を得ている。
1983年に誕生したNIWAKA(俄)は、日本のジュエリーブランド。近年では、ハリウッドセレブの着用も度々キャッチされるなど、世界的にも高い知名度を得ている。
NIWAKAのコレクションは、1つ1つ職人による高い技術とテクニックにより生まれている。また各コレクションには日本、京都をイメージとさせる名前が付けられているのもブランドならではの特徴。京都の夏の風物詩“祇園祭”に着想した「京ノ祭」は、鬼や鳳凰、菊などが、ラグジュアリーな輝きを纏ったジュエリーで表現されている。
そのほか、世界の名門ジュエラーとして知られるメゾンをまとめて紹介。ここまで抑えれば、あなたも立派なジュエリー通?!
左から) ペンダント オルセット K18RG
390,000円+税、240,000円+税、160,000円+税
1967年に創設されたポメラート(Pomellato)は、全て職人の手によってイタリアで製造されているハイジュエラー。そのアイコンのひとつとして数えられる「オルセット」は、テディベアもモチーフにした愛らしいコレクションだ。30周年を祝したペンダントは“手足が動く”ユニークな仕上がりでで、いずれも華やかなローズゴールドで登場する。
1854年創業のロイヤル・アッシャー(ROYAL ASSCHER)は、オランダ王室より「ロイヤル」の称号を授与された、由緒正しきダイヤモンドジュエラー。ヨーロッパのシャンデリア様式美に着想した「ヨーロピアン・アーキテクチャー・コレクション」は、そんなメゾンの中でも高い人気を集めるシリーズのひとつ。シャンデリアの美しい造形を、厳選されたダイヤモンドによって表現したジュエリーは、リングやペンダント、イヤリングといったラインナップを揃えている。
イタリア生まれのダミアーニ(DAMIANI)は、1924年創業以来、ダミアーニ一族によって経営が守られている名門ジュエラー。そのアイコンともいえる「ベル エポック コレクション」は、20世紀初頭のヨーロッパで新しい文化や芸術、科学技術の勃興期に誕生した映画のフィルムをデザインソースにした人気シリーズだ。特にクロスネックレスは、様々なストーン×地金のコンビネーションで多彩なラインナップを揃えている。
1874年にスイスにて創業したピアジェ(Piaget)は、高級宝飾腕時計と共に、ジュエリーを展開する老舗メゾン。アイコンジュエリーとして知られる「ポセション」リングは、寄添うリングを心地よく“くるくる”と回すことができるデザインが特徴だ。シンプルなものから、ブリリアンカットの美しいダイヤモンドが煌めく、華やかなモデルまで、幅広いバリエーションを揃えている。