アマン東京などを展開するアマンから、香りのコレクション「ファイン フレグランス」が新登場。2021年上旬より日本国内にて発売予定だ。
世界20か国でホテルやリゾートを展開するアマンから新たに誕生する「ファイン フレグランス」は、“アマンのゲストの心に刻まれた旅の記憶”から着想を得た香りのコレクション。
第1弾では、調香師ジャック・シャベールが手掛ける、50mlの5つのオードパルファムをラインナップする。アマンを利用したことがある人は、その土地で過ごした時間が蘇るような、まだ利用したことがない人は香りだけでその土地を旅できるような、“旅へ誘う”香りを揃えた。
古代サンスクリット語で“風”を意味する「ヴァイユ(VAYU)」は、タイのリゾート地で過ごす爽やかな夏を想起させる香り。トップノートは、ベルガモットやレモングラスの瑞々しさに、ココナッツの甘さを加えた。チューベローズやジャスミンが続き、ムスクやサンダルウッドのスモーキーな香りが余韻を残す。
インドネシアの旅へと誘うのは「アィヨム(AYOM)」。ジャングルの花のような深みのある香りが特徴だ。カルダモンなどオリエンタルでスパイシーな香りから始まり、ジンジャーやジャスミン、最後にムスクやオークモスが重なっていく。未知の世界へと誘う複雑なフレグランスに仕上げた。
ヴェネツィアの絢爛を表現する「ウンバー(AYOM)」は、幾重にも香りがレイヤードする、深みのある大人の香り。ブラックペッパーやサフランの刺激を加えたローズから、オレンジブロッサムやゼラニウムの華やかなハーモニーへと移り変わり、最後は、アンバーやレザーが贅沢なフレグランスを締めくくる。
「ザァック(ZUAC)」は、モロッコの赤い街と古代メディナの色にインスパイアされたフレグランス。ベルベル語で“混ざりあった色”を意味する言葉から生まれたその名の通り、複雑な香りを楽しむことができる。ピンクペッパー、クローブの蕾、サフランなどスパイスが、温かみあるニュアンスと混ざり合う。
2021年春、アマンが新たなホテルを開業予定のニューヨーク。その街並みからインスピレーションを得た「アルタ(ALTA)」は、ウッディーな香りが特徴。甘く包み込むようなゼラニウムとスモーキーなシプリオール、シダーウッドなどを調合したボディノートからは、冒険に満ち溢れた街の雰囲気を感じられる。
有機的なカーブを描くフレグランスボトルは、建築家の隈研吾が手掛けたもの。カラーは、その土地の自然や文化からインスピレーションを得て厳選した。