ミュージカル『マタ・ハリ』が再々演。2025年10月から11月にかけて、東京・東京建物ブリリアホール(Brillia HALL)、大阪・梅田芸術劇場メインホール、福岡・博多座の3か所にて上演される。

愛と悲劇の物語描くミュージカル『マタ・ハリ』再々演へ

ミュージカル『マタ・ハリ』は、『ジキル＆ハイド』や『スカーレット・ピンパーネル』など数々のヒットミュージカルを手掛けてきた作曲家フランク・ワイルドホーンによるミュージカル作品。第一次世界大戦時のヨーロッパを背景に、歴史に名を残した1人の女性ダンサー、マタ・ハリの愛と悲劇の物語を描く。2016年に韓国で世界初演されると、その壮大な楽曲と華やかな舞台装置が話題を呼び、累計20万人を動員するヒットを記録した。

その後『マタ・ハリ』は石丸さち子訳詞・翻訳・演出により2018年に日本初上陸を果たし、2021年にも再演。登場人物の繊細な心の動きを丁寧にとらえる石丸さち子ならではの世界観はそのままに、より一層の深みを増した『マタ・ハリ』となって2025年秋に待望の再々演を迎える。

主演マタ・ハリ役は柚希礼音＆愛希れいかのWキャスト

主役マタ・ハリは、初演・再演時にもマタ・ハリを演じ、柚希礼音と、『エリザベート』などにも出演し、2021年キャストとしてマタ・ハリ役を務めた愛希れいかがダブルキャストで演じる。また、ラドゥー大佐と青年アルマンというタイプの異なる2つの役を演じるのは、2018年上演時と同様に加藤和樹。ラドゥー大佐役のダブルキャストには廣瀬友祐、アルマン役のダブルキャストには甲斐翔真と、初登場キャストもそれぞれ名を連ねている。

主人公マタ・ハリ…柚希礼音／愛希れいか ※ダブルキャスト
オリエンタルな魅力と力強く美しいダンスでパリ市民の心をつかむ女性ダンサー。ヨーロッパ中で人気があり、戦時下にも関わらず国境を超えて自由に活動している。

ラドゥー大佐…加藤和樹／廣瀬友祐 ※ダブルキャスト
フランス諜報局の大佐。マタ・ハリに屈折した愛情を抱き、彼女をスパイへと導く。

アルマン…加藤和樹／甲斐翔真 ※ダブルキャスト
マタ・ハリに真っすぐな愛を示すパイロットの青年。

ヴォン・ビッシング…神尾佑
フランスと敵対するドイツの将校。

アンナ…春風ひとみ
マタ・ハリが唯一心を許し、どんな時も彼女を献身的に支え続ける衣裳係。

ミュージカル『マタ・ハリ』あらすじ

1917年、第一次世界大戦下のヨーロッパ。パリ市民の心をとらえてはなさないダンサー、マタ・ハリは、その人気ゆえ戦時下であっても国境を超えて活動する自由を手にしていた。その稀有な存在に目を付けたフランス諜報局のラドゥー大佐は、彼女にフランスのスパイとなるよう要求。もし断れば、人生を賭けてかくしてきた秘密を暴くことになる、とほのめかしながら。

同じ頃、マタ・ハリは偶然の出来事から偵察機パイロットのアルマンに出会い、運命の恋に落ちる。その一方でラドゥーの執拗な要求は続き、一度だけスパイをつとめる決心をしたマタ。公演旅行でベルリンに向かい、ドイツ将校のヴォン・ビッシング宅で任務を無事遂行する。しかし、予想もできないような謀略が愛に目覚めたマタ・ハリの運命を大きく歪めようとしていたのだった……。

【詳細】
ミュージカル『マタ・ハリ』
脚本：アイヴァン・メンチェル
作曲：フランク・ワイルドホーン
歌詞：ジャック・マーフィー
オリジナル編曲・オーケストレーション：ジェイソン・ホーランド
訳詞・翻訳・演出：石丸さち子
出演：柚希礼音、愛希れいか、加藤和樹、廣瀬友祐、甲斐翔真、神尾佑、春風ひとみ
※ダブルキャスト出演有り
■公演詳細
・東京公演
上演時期：2025年10月
場所：東京建物ブリリアホール(東京都豊島区東池袋1-19-1)
問い合わせ先：梅田芸術劇場 TEL：0570-077-039(10:00～18:00)
・大阪公演
上演時期：2025年10月
場所：梅田芸術劇場メインホール(大阪府大阪市北区茶屋町19-1)
問い合わせ先：梅田芸術劇場 TEL：06-6377-3800(10:00～18:00)
・福岡公演
上演時期：2025年11月
場所：博多座(福岡県福岡市博多区下川端町2-1)
問い合わせ先：博多座 TEL：092-263-5555(10:00～17:00)