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ザ・リラクスがオーダーメイド開始、象徴的な“モッズコート”をカスタマイズ

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ザ・リラクス(THE RERACS)は、オーダーメイドシステムをスタート。東京・神宮前の「ザ・リラクス フィッティングハウス」では、2021年1月8日(金)よりオーダーメイドの受付を開始する。

  1. ザ・リラクスのモッズコートをオーダーメイド
    1. フードやファスナーなどのカラーを自由にセレクト
    2. 直営店では実際に生地見本などを見ながらオーダー可能
  2. ザ・リラクス ディレクター 倉橋直行にインタビュー
  3. オーダーメイドシステム詳細

ザ・リラクスのモッズコートをオーダーメイド

ザ・リラクスがオーダーメイド開始、象徴的な“モッズコート”をカスタマイズ|写真2

新たにスタートするオーダーメイドシステムでは、ザ・リラクスのショートモッズコートをはじめとする象徴的なアイテムを、ウェブ上でカスタマイズオーダーすることができる。自分好みの配色で、オリジナルデザインに仕上げたアイテムをゲットすることが可能だ。

〈ウィメンズ〉ショートモッズコート ライナー有 86,500円+税
〈ウィメンズ〉ショートモッズコート ライナー有 86,500円+税

カスタマイズできるアイテムは、ウィメンズはショートモッズコート、ルーズショートモッズコート、ロングモッズコートの3型、メンズはショートモッズコート、ロングモッズコートの2型を用意。メンズのショートモッズコートを除き、着脱可能なライナーの有無も選択できる。

フードやファスナーなどのカラーを自由にセレクト

カラーをカスタマイズできるのは、以下のパーツ。

・ボディ生地
・肩のパネル&カフス生地
・ポケットのフラップ生地
・フード生地
・コードエンド&ファスナーパーツ
・ライナー生地(ボア)

コードエンド&ファスナーパーツ
コードエンド&ファスナーパーツ

生地の色はホワイト、カーキ、ベージュなど5色を揃え、金属パーツはシルバー、ゴールド、ブラックの3色、ライナーもホワイトやブラックなど3色を揃える。本体・ライナーなどパーツごとのカラーを選択肢の中から自由にセレクトすることができ、3D画面で仕上がりのイメージを確認しながら自分だけのオリジナルアイテムをオーダーすることが可能だ。

直営店では実際に生地見本などを見ながらオーダー可能

アイテムの試着ができるザ・リラクスの直営店「ザ・リラクス フィッティングハウス」では、オーダーメイド対象商品の仕上がりサンプルや生地見本、付属のサンプルを用意。より具体的な完成形のイメージや着心地を確認しつつ、自由なカスタマイズを楽しめる。

ザ・リラクス ディレクター 倉橋直行にインタビュー

ザ・リラクスがオーダーメイド開始、象徴的な“モッズコート”をカスタマイズ|写真1

ザ・リラクス初のオーダーメイドシステム開始に際し、ディレクターを務める倉橋直行にインタビュー。オーダーメイドシステム導入に至るきっかけから、その背景に至るまで話を聞いた。

ザ・リラクス初のオーダーメイドシステムがスタートしました。どのようなところがポイントでしょうか?

倉橋:3D画面で完成形をチェックできるということです。現物と比べて見ても、リアルな質感を画面上で確認していただけるようになっています。さらに、直営店の「ザ・リラクス フィッティングハウス」では実物のパーツや生地見本も見て頂けるので、より完成形をイメージしやすいかと思います。

仕組みとしては、オンライン上のオーダーメイドシステムを通してカスタムデザインが受注され、完成後に商品が届くということですよね?

倉橋:システム上で発注ボタンが押された段階で、実際にオーダーメイドアイテムを作る工場に直接オーダーが入る仕組みになっています。そこから製品が完成次第商品をお届け、という形になりますね。

※納期は受注後15日~20日程度。
※予算は選んだアイテムによって異なり、価格帯は59,500円+税~94,000円+税。

システム上での受注がそのまま工場に伝わる仕組み。かなりスムーズです。

倉橋:はい。今までザ・リラクスのモッズコートを手がけてくださった工場との信頼関係があるからこそ、できることだと思います。恐らく何の下地もない状態から始めるにはかなり難しかった。工場も作り慣れているアイテムだからこそ、このサイクルを成立させることができました。

ザ・リラクスと工場、双方にとって新たなチャレンジになるということですよね。

倉橋:そうですね。ただ、現代において、ブランドと生産背景の双方でどのように連携していくかを考えた時に、現状のまま量産を続けるだけではいけない、今までとは異なる“持続可能”な生産のスタイルが必要だと思いました。その点、このオーダーメイドシステムは、工場の負担を極端に増やさずともコツコツと着実にものづくりをしていくことができる。新しい生産スタイルとしてぴったりなのではないかと考えたのです。

ボディ・ライナーの生地見本
ボディ・ライナーの生地見本

今後カスタマイズができるラインナップは増やしていく予定ですか?

倉橋:まず、選べるカラーバリエーションは今後増やしていく予定です。アイテムラインナップに関しては定番アイテムから増やしていきたいとは考えていますが、工場とも連携していかなければならないことなので、様子を見つつ幅を広げていけたらいいな、と思います。また、ラインナップを増やしていくだけではなく、今後はザ・リラクスの商品を取り扱って頂いている卸先様との取り組みなどもしていきたいと考えています。

オーダーメイドシステムを導入しようと思ったきっかけは?

倉橋:ザ・リラクスを立ち上げるよりも前に遡って、2002年頃から構想はしていました。当時、大学で情報を専攻していたこともあり、元々デジタルとファッションの在り方に興味がありました。移り変わっていくファッションの消費サイクルを眺めながら、“既製服を売る”という方法の他に何かできることはないかと考えていたのです。

そんな中で印象的だったのが、20年ほど前に大手ブランドのスニーカーのカスタムメイドができるようになった時でした。「既存のデザインの他に何千通りものデザインが実現可能になった、しかも自分だけのオリジナルで」と思ったらとても夢が広がりましたし、様々なデザインの組み合わせを試せるオーダーメイドシステムは、お客様にとって価値があるシステムになるのではないか?と感じたのです。

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