マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)の2021-22年秋冬コレクションが発表された。
マーガレット・ハウエルにとってデザインとは、“反復と更新による絶え間ない進歩”。今シーズンは、ニットやテーラードジャケットなどクラシカルなアイテムをベースに、意外性のある鮮やかなカラーやデザイン、リラクシングなシルエットを取り入れることでモダンなムードを漂わせているのが特徴だ。
たとえば、マーガレット・ハウエルのアイコニックなシャツには、フレッシュなマスタードカラーを採用。ベーシックなブラックを採用したパンツやテーラードジャケットと合わせることで、マスタードカラーの鮮やかさをより一層際立たせているのも印象的だ。
秋冬の定番アイテム・ニットは、英国らしいフェアアイル柄や無地のデザインで登場。メンズ・ウィメンズで展開されるバイカラーのフェアアイルニットは、あえて一つひとつの柄を大きくすることでモダンな印象に。ワンカラーで仕上げたドロップショルダーのニットは、着丈を短く設定し、スタイリッシュなムードを纏わせた。
英国の伝統的素材・ハリスツイードやコーデュロイ、ウーステッドウール、フランネルといったマーガレット・ハウエルのお気に入りのファブリックはテーラードジャケットに採用。カーキのジャケットは、襟や裾にラインをあしらったニットやスニーカーなどカジュアルなアイテムと一緒に提案することで、今季らしいラフなムードに引き寄せた。
今シーズンは、過去にもタッグを組んできたミズノとのコラボレーションアイテムも披露された。オールブラックのハイキングシューズは、ミズノのロゴをさりげなく配したミニマルなデザイン。アウターは、サイドポケットをあしらったパーカとウエストにドローコードをセットしたジップアップジャケットが揃う。いずれも、タウンユースしやすいシックな佇まいでありながら、ゴアテックス搭載や完全防水仕様など機能性にも優れたアイテムとなっている。