レッド・ツェッペリンのドラマーだった故ジョン・ボーナムがホログラムでステージに登場するそうだ。1980年に32歳という若さでこの世を去ったジョン。息子のジェイソンは父親の横で一緒にパフォーマンスしたいという夢を叶えるため、父親をホログラムでステージ上に復活させる計画を立てているという。
ジェイソンは、2007年にロンドンのO2アリーナにてレッド・ツェッペリンが1回限りの再結成公演を行った際に父ジョンの代わりにドラマーとして参加。同バンドのトリビュート・バンド、レッド・ツェッペリン・エクスペリエンスも率いるなど活躍している。そんなジェイソンは英ザ・サン紙に「ホログラムのことについていろんな人に話してるんだ。俺の夢は、父の横でドラム・ソロをすることだからね」と語る。
これまでにも、他界したアーティストがホログラムでステージに登場した例が実際にある。昨年、カリフォルニアで開催されたコーチェラ・フェスティバルでは、2パックがリアルなホログラムとして蘇った。ホログラムを可能にした映像製作会社のミュージョン社は、今後もその技術を活用してこの世を去っている多くのアーティストを登場させること可能になるだろうと展望を語っている。
ミュージョン社の音楽部門トップを務めるサンジ・スラティは2パックのホログラムについて、「私達がたった今目にしているのは明らかに歴史的で感動的な瞬間なんです。この後は続いてヨーロッパ上陸を果たし、そして世界中に広めるべき動きですね」と語っていた。