そして現代を代表するふたりのミューズにはソフィア・コッポラとケイト・モスが選ばれた。ソフィア・コッポラはアーティスティック・ディレクターのマーク・ジェイコブスの20年来の親友でもあり、コレクションのミューズにもなっている。2009年に彼女がプロデュースした「SC バッグ」が誕生し、控えめながらモダンでタイムレスなデザインで、彼女のスタイルを好む女性に支持されている。
ケイト・モスは14歳でデビューして以来、最前線で活躍し続け、最近ではルイ・ヴィトンの2013年秋冬コレクションのランウエイショーでもウォーク。独特の存在感は年々増すばかり、その世界中の女性に対する影響力は誰もが認めるもの。
一番奥の部屋は今回フューチャーされたミューズのひとり、シャルロット・ペリアンの世界観を表現した空間に。建築家でありデザイナーのシャルロットは型にはまらない美意識を持つ、インテリアデザインの先駆者。1940年に来日、1966年にはパリ日本大使公邸の内装をデザインするなど、日本とも所縁の深い女性。ルイ・ヴィトンは彼女にオマージュを捧げる2014春夏アイコン・コレクションを発表する予定だ。
シャルロット・ペリアンの部屋では、和菓子のとらやが運営する東京ステーションホテル内のカフェ「トラヤ トウキョウ」の協力のもと、抹茶とモノグラム・モチーフのらくがんがセットになった限定のカフェメニューも楽しめる。
ルイ・ヴィトンをインスパイアし、卓越したセンスと存在感で輝くそれぞれのミューズの個性に迫り、彼女らとルイ・ヴィトンとの絆に光を当てるこの特別な展覧会は、ブランド日本進出35周年に合わせて開催されている。
【展覧会概要】
Timeless Muses(時を超えるミューズたち)展
期間:2013年8月31日(土)~9月23日(月・祝)
場所: 東京ステーションホテル
住所:東京都千代田区丸の内 1-9-1 1F バンケットエリア
時間:10:00~19:00(最終入場は18:30まで)
料金:入場無料