国立科学博物館・竹中大工道具館共同企画展「木組 分解してみました」が、東京の国立科学博物館にて、2021年10月13日(水)から11月24日(水)まで開催される。
木の性質を利用し、木と木を隙間なく組み合わせる“木組”。豊かな自然に恵まれ、木と親しんできた日本人は、古くから木組の技術を用いて、日常生活で使用する小物入れから家具、住宅に至るまで、さまざまなものを作ってきた。
国立科学博物館・竹中大工道具館共同企画展「木組 分解してみました」では、こうした木組を分解することで普段は見えない部分を公開するとともに、精巧な建物模型や映像も紹介し、木組に込められた職人の知恵と技術に光をあてる。
本展では、木組の歴史的変遷、木組の基本的な技術や技法などを紹介する。また、曲線的で複雑な西洋の木組にも着目。フランスの木組と日本の木組を見比べることができる。
さらに、かつて国立科学博物館で常設展示していた「法隆寺五重塔」の模型を22年ぶりに公開。法隆寺の五重塔は、現存する最古の木造建築として知られているが、その「積み上げ構造」は、現代においても高層建造物を建てる際に参考とされている。会場では、古来から継承される建築構造を、1/25スケールの模型で目にすることができる。
国立科学博物館・竹中大工道具館共同企画展「木組 分解してみました」
会期:2021年10月13日(水)~11月24日(水)
会場:国立科学博物館 日本館1階企画展示室・中央ホール
住所:東京都台東区上野公園7-20
開館時間:9:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日
入館料:一般・大学生 630円(団体 510円)、高校生以下・65歳以上 無料
※本展は常設展示入館料のみで観覧可
※団体は20名以上
※入館の際は博物館ホームページでの事前予約が必要
※会期などは変更となる場合あり(最新情報については博物館ホームページなどを確認のこと)
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)