2013年9月24日(火)、ジュリアン デイヴィッド(Julien David)が 2014年春夏コレクションをパリファッションウイークにて発表した。今年7月に日本で世界初となる路面店をオープンさせ、今、勢いのあるブランドのひとつだ。
南国を思わせる、リズミカルな音楽でショーは幕を開けた。2014年春夏のキーワードにも浮上している、"トロピカル"がジュリアンのクリエイションにも見られる。ヤシの木の総プリントがフレッシュなミニスカートに配され、亜熱帯に生息していそうなシダ科の植物は、美しいグラデーションカラーのペインティングが施された後、肩からドラマティックに垂れ下がる。そこに海の配色をまとった涼しげなサマーツイードに、波のトリミングが配されたボトムスが加わっている。浮き輪のイラストが胸に描かれたニットは、昨年ヒットを飛ばしたナイフのニットを彷彿させた。
学ランや兵隊のような立ち襟のジャケットや、下半分をシースルーにしてクロプトトップスに見えるようなタンクトップなど、アイキャッチなアイテムが続く。一方、トレーナーやフレアスカートなどのスタンダードなアイテムは生地にラメを織り込んで、パンチを効かせる。そして前シーズンに注目を集めた、トップスにチュールを重ねたルックが再登場。今季は、色鮮やかなサマーツイードの上に乗せ、軽やかでさわやかな雰囲気をより一層盛り立てていた。