ビューティフル ピープル(beautiful people)の2010S/Sシーズンコレクション。
1969年ウッドストックでのジミ・ヘントリックスの『星条旗』の音楽からスタートした今回のコレクション。
1970年代のアメリカを、デザイナー自身のフィルターを通して再構築したアイテムが登場。ファッションとは『着崩すこと』と捉えるデザイナーの言葉にあるように、当時のファッションをそのままではなく、色や素材など現代風にアレンジしたものを発表した。
「今まであるもの、日常にあるものをどういじるか?」ということを考えて作られたコレクション。単純にカジュアルなものをそのまま出すのではなく、『ドレスダウン』させることが今回のテーマ。
アメリカンカジュアル・トラッドテイストのアイテムを絶妙なバランスで着崩したスタイルがビューティフル ピープルらしい。素材の使い方は豪華で、色使いとしては全体的に落ち着いた色を使用したが、バリエーションは豊富。その他では、メンズ・レディース・キッズともに登場したウエスタンブーツが「ドレスダウン」にほど良いアクセントとなった。
また、子育てをしながらもお洒落を楽しみたい女性、大人と同じブランド服を着る子供、この双方が服の貸し借りが出来る「2WAY」をコンセプトにしたキッズシリーズ(kID’S SERIES)の他、女性・男性ともに楽しめる「ボーイズライン」もランウェイに登場した。