アライサラ(araisara) 2014春夏コレクションが東京・元赤坂の明治記念館で発表された。テーマは「幻想曲」。
「機械と手仕事、デジタルとアナログといったように、昔ながらの要素と近代的なテクノロジーが共存する、現代のライフスタイルを表現したかった」とデザイナーは話す。会場となったのは明治記念館の中庭。青々とした芝生のランウェイに溶け込むような、ブルーとグリーンのカラーブロックのドレスがファーストルックを飾った。モノトーンが描くコントラストの中に、自然の色彩からヒントを得た鮮やかなカラーがよく映える。
テキスタイルには手捺染と最新インクジェット技術の組み合わせたものを使用。機械の染による発色の良さと手仕事による深みのある染色を用いることで、立体的な色彩を出したかったからだ。また水洗いにも耐えられるように加工された和紙も生地として用いられ、その天然素材独特の風合いの良さを生かし、張りのある素材感によってミニマルで立体的なシルエットを描いた。