セルジュ・ルタンス(SERGE LUTENS)のおすすめフレグランスを特集。ブランドを代表する「コレクションノワール(COLLECTION NOIRE)」から、レディース&メンズでユニセックスに使える人気の香水を紹介する。金木犀やジャスミンなど、各フレグランスの香りの特徴や価格のほか、店舗情報もあわせてチェックすることも可能だ。
セルジュ・ルタンスは、香り、化粧品、映像や写真など、多岐にわたる分野に携わり、「フランスの知性・哲人」とも称されるアーティスト、セルジュ・ルタンス自身の名を冠したブランドだ。ルタンスが夢のなかで描いた世界と幼少期の記憶、そして神話の数々に着想を得た、想像の世界へと誘うかのようなフレグランスに加えて、メイクアップアイテムを展開している。
フレグランスでは、「コレクションノワール(COLLECTION NOIRE)」や「グラットシエル(GRATTE-CIEL )」など、5つのコレクションを展開。なかでも「コレクションノワール」はブランドを代表するフレグランスコレクションであり、香りのバリエーションにももっとも富んだ香水を取り揃えている。
セルジュ・ルタンスを代表する「コレクションノワール」から、人気のフレグランスを8種類厳選して紹介する。
「ニュイドゥセロファン(Nuit de cellophane)」は、高貴な金木犀とマンダリンの香りが交わる、かぐわしいフルーティ・フレッシュのフレグランス。甘く華やかな金木犀を中心にホワイトフラワーの香りを添えて、甘く透き通った香りに仕上げている。
価格:50mL 14,300円、100mL 22,000円
「サンタルマジュスキュル(Santal majuscule)」は、空想の世界へと誘うようなサンダルウッドが香りたつフレグランス。シルキーでクリーミーなその香りを中心に、ビターなカカオとローズを交え、エレガントで官能的に仕上げた。
価格:50mL 14,300円、100mL 22,000円
「ラフィーユドゥベルラン(La fille de Berlin)」は、ナチス占領下のフランスで生まれたというセルジュ・ルタンスの生い立ちに結びついた、壮麗でスパイシーなバラの香り。喜びと絶望に満ちたワイマール時代と、厳格なナチス時代を経験した都市ベルリンの少女をイメージし、ローズとペッパーが魅惑的でありながらも、激しくまた官能的な香りを織りなすフレグランスだ。
価格:50mL 14,300円、100mL 22,000円
「フルールドランジェ(Fleurs d'oranger)」は、ビターオレンジの木にみずみずしく咲く、白い花々の濃密な香りをイメージ。オレンジの花を中心に、その気品を引き立てるインド産ホワイトジャスミンとチュベローズを組み合わせ、軽快で心地よいフレグランスに仕上げている。
価格:50mL 14,300円、100mL 22,000円
「シェルギィ(Chergui)」は、サハラ砂漠からモロッコの南端にかけて吹きつける、乾いた熱風を指す言葉をその名に冠している。この熱風が植物や果実を猛烈に襲い、その後に樹液や樹脂、果汁の甘く芳しい香りをもたらすように、干草の香りにアンバーを組み合わせ、スパイシーでドライでありつつ、官能的な芳香が匂い立つフレグランスとなっている。
価格:50mL 14,300円、100mL 22,000円
「アンボワバニール(Un bois vanille)」は、芳醇で神秘的なバニラの魅力を表現したフレグランスだ。バニラの魅力を初めて見出したのは、アステカ帝国においてのこと。しかし、16世紀にエルナン・コルテスがアステカを征服すると、彼はこの地の装飾品や嗜好品ばかりでなく、魅惑的に香るバニラをも奪い去った。破壊された文明に捧げる香りとでもいうべきこのフレグランスは、甘く香るバニラを中心に、サンダルウッドのウッディなニュアンスを組み合わせた。
価格:50mL 14,300円、100mL 22,000円