資生堂(SHISEIDO)は、「美肌菌測定」サービスを東京・銀座本店「SHISEIDO THE STORE」にてスタート。
「美肌菌測定」は、美しい肌に必要な“美肌菌”を測定して、いまの肌状態を分析できるサービス。これまで約1か月の時間を要した高度な測定が、たった40分。その場で結果がわかる身近なサービスとして新たにスタートする。料金は、1回2,200円。
“菌”と聞くと、ネガティブなイメージを抱きがちだが、実は美しい肌を保つために美肌菌は必須。どんな人の肌にも皮膚常在菌は存在し、毛穴レス・透明感・ハリ感…などを叶えた憧れの肌にも、自分と同じように常在菌が棲んでいる。
ポイントとなるのは、美肌菌の量とバランスだ。いまの自分の肌に、どのくらいの美肌菌が存在しているのかを知ることが美肌への近道。
資生堂の「美肌菌測定」サービスでは、数ある皮膚常在菌の中でも、皮膚の美しさや健やかさとの関連が強く示唆されている、表皮ブドウ球菌とアクネ菌の2種にフォーカス。2つの菌の量を測定し、美肌菌バランス度を見ることで、肌の状態を分析するだけでなく、ライフスタイルのヒントも教えてくれる。
表皮ブドウ球菌:肌のうるおいとバリア機能に影響を与える常在菌。例えるなら、肌の化粧水のような存在。乾燥や肌荒れを防いでくれるうれしい効果を持つ。量が多いほど良しとされ、赤み・色ムラの少ないうるおい肌に。逆に減ってしまうと、敏感肌になり、皮ムケなどの肌トラブルを招いてしまうこともある。
アクネ菌:ニキビを想起しがちだが、肌の潤いを守る役割を担う美肌のキーマン。例えるなら、肌の乳液のような存在。睡眠不足や食生活の乱れなどで過剰に増えてしまうと、皮脂や毛穴の詰まりを引き起こし、ニキビに。上手に付き合うことが大切だ。
資生堂の「美肌菌測定」サービスとは、実際どんなもの?サービスの特徴や体験手順をレポート。
「美肌菌測定」サービスは、カウンセリングからスタート。「花粉の影響は受けていないか?」「肌について気になっていることはないか?」と、利用者に寄り添って、いまの肌状態をヒアリングしてくれる。
その後、額から角層を採取して、専用機器で測定がスタート。綿棒でこするだけで、チクっとした痛みなどはないので安心して。肌の常在菌は部位によって構成比が異なるそうだが、額を測定することで、顔全体の美肌菌数値を測れるという。
測定結果がでるまで約40分。その間に、表皮ブドウ球菌、アクネ菌についてしっかりと説明してくれる。「美肌菌とは何?」という入門編な解説から、美肌菌を増やす・守るケア方法、また、SHISEIDO THE STOREならではのスキンケア、コスメ紹介もしてくれる。
■美肌から遠のく!?NG行為
・乾燥:美肌菌はうるおいが大好き。肌にうるおいを与えるほど美肌菌の量はUP。
・紫外線:日やけ・シミだけでなく、美肌菌にも紫外線は悪影響。
・大気汚染:黄砂・PM2.5などに加えて、花粉、ホコリ・チリ、たばこの煙なども、美肌菌を及ぼす大気汚染に含まれる。
・睡眠不足/運動不足:質のよい睡眠で美肌菌は活性化。また、いい汗も美肌菌は大好きで、肌のうるおいとバリア機能を担う表皮ブドウ球菌の働きが活発に。生活習慣だけでなく、ストレスも美肌菌の大敵となる。
約40分後、測定結果が出たら、詳しく自分の肌について教えてくれる。いまの自分の肌状態について知ることができるだけでなく、スキンケアの使い方やおすすめの製品まで詳しくレクチャー。デイリーケアだけでなく、肌トラブルが起きたときのケア方法など、“美肌の知恵”を与えてくれるのも嬉しい。