肩への負担を軽減させる斬新なアイデアとあわせて注目したいのは、“2人1組で支えあう服”であるという点。<仕事着に着替える人>と<身支度をサポートする人>をイメージしながら、2名分の愛に溢れた服をデザインする。
肩がこりにくいとされる“寝た状態”を着想源としたのは、デザイナー・イ ハニによる“まるで布団”のようなコートドレス。フワフワの綿をふんだんに使用し、ボリューム感があるのに軽くて着やすいリラクシングな一着を制作する。
また、綿ならではフワっとした見た目を強調させるため、外側の素材にはあえて薄い接着芯を使用する予定。カラーは高級ホテルのベッドをイメージして、クリーンなホワイトで統一する。
「服を浮かばせてしまえば肩がこらないのではないか」と考える森山あすかは、“風船”を使用した服作りに挑戦。光沢感のある生地でシャツを制作しつつ、その肩付近に複数の風船を取り付ける。
また、シャツが浮かんだ際のシルエットにもこだわり、随所にドレープを効かせる予定。風船のカラーはモデルの印象に合わせてピンクをチョイスし、ベースとなるシャツは見た目でも“軽さ”を演出するためナチュラルなグリーンを採用する。
“腕があげにくい”など、服を着用することで生まれる身体の不自由さを徹底的に排除した服作りに挑戦するのは高橋知優。誰が着ても着心地が良いと思えるような服をキーワードに、肘や膝といったあらゆる間接にファスナーを取り付けたトラックスーツ&パンツを制作する。
また、ピップエレキバンの磁力線を表現するなど、「コリナイ・コレクション」ならではのデザインを随所に取り入れる予定。マテリアルは、防水耐久性・透湿性・防風性に優れたゴアテックスと触り心地の良いコットンをボンディングした特殊素材を採用し、機能性と着心地の良さを兼ね備えた特別な一着を作り上げる。
「コリナイ・プロジェクト」公式サイト:https://elekiban.pipjapan.co.jp/50thanniversary/korinai-project/