ナインティナイン パーセント イズ(99%IS-)が2014年3月20日(木)、2014−15年秋冬コレクションを発表した。テーマは「Always.」。
ランウェイデビューした2014年春夏シーズンに続き、2回目となった今回のショー。その中で最も注目を集めたのが、マッキントッシュ(Mackintosh)とのコラボレーションによるゴム引きコートだ。2013年7月にコラボを果たした両ブランドが、もう一度タッグを組み制作したコートは、前回のスタッズのようなインパクトの大きい装飾は見られず、マットなブラックで洗練された印象。しかし、部分的にレザーを使用したり、シルバーで統一されたジップなどの金具やトグルを用いることで、エッジィな要素をうまく取り入れている。
そんな注目のアイテムが登場したコレクションは、ブランドの真骨頂ともいえる、モードとパンクが交差したオールブラックのスタイルを展開。レザーがメインのとことんハードな素材使いながら、所々でウィットに富んだ変化が加えられる。アイコンともいえるライダースジャケットには、レザーだけでなくナイロンやベロアを、ブルゾンの袖には光沢のあるパテントを。全てがピンやスタッズで覆われたアイテムは、加茂克也によるヘッドピースとともに、会場に大きな驚きをもたらした。
また、ゆったりとしたテーパードスラックスや、超ショート丈のブルゾンやレザーパンツなど、シルエットでも新しさを追求。そしてそうした試みからは、自分の好むスタイルの可能性を少しでも押し広げようとする、デザイナーの強い意思が感じられた。これからどのようなクリエイションをみせてくれるのか。次のシーズンへ、さらなる期待が膨らむ。