スタイリストの伏見京子が立ち上げたプロジェクト「ハプニング(happening)」が、2014年3月22日(土)のドレスキャンプ(DRESSCAMP)のショー会場でゲリラショーを開催した。
GARTER
ファッション業界のコアが集まる、メルセデスベンツ東京コレクション公式会場1000人近い来場者の前でのパフォーマンスを仕掛けた。「ハプニングという起爆剤を投与することにより国内ファッションをより活性化したい」という想いで3年前に立ち上げられたこのプロジェクトは、まず第1回目のの活動として、今回のショージャックを試みた。「ハプニングの最終目標は、アジアコレクションの開催だという。オセアニアを含めたアジア全体の地域で、パリやニューヨークのファッションウィークに対抗したい」と主催者の伏見京子は話している。
開場からドレスキャンプのショーが始まるまでの時間を使い、ランウェイに3つの小さなステージを設置。モデルが3人ずつ立ち、来場客にコレクションを披露した。今回参加したのは、コスチュームデザインを手がける若手デザイナーなど4名。『Harper’s Bazaar』誌のグローバル・ファッション・ディレクターのカリーヌ・ロワドフェルドからも好評化を得ているというNyle(ナイト)をはじめ、新進の日本人・中国人デザイナーがコレクションを披露した。
Nyte
【第1回ゲリラショー参加ブランド】
■ARAKI SHIRO(アラキ シロ)
日本出身、ロンドン在住。Costume Designer。実験的なコラボレーションに力を注いでいる。なぜならばそれはクリエーションの可能性を広げると同時に人間の創造性を豊かにするツールだからである。そのコンセプトは、非日常空間の演出。
地球上の人工的、自然的な素材を用いて生み出される有機的なフォルムのCostumeは空間における新しい生命体となる。それは生命が根本的に備わる普遍性を取り戻す試みでもある。
http://www.arakishiro.com/
■GARTER(ガーター)
2009年オリジナル&セレクトショップGARTER(ガーター)を設立。一点物を中心にコスチューム製作を手掛け、アーティストコスチュームを多数手掛ける。2012春夏シーズンよりオリジナルブランドGARTERを始める2013 Collection 2011 Collection。
http://www.garter-tokyo.com/
■Nyte(ナイト)
ディレクターの榎原大知は元歌舞伎俳優という異色の経歴をもち、独自のエレガンスの哲学で型にはまらないパターンやディテイル、スタイルで現代女性のワードローブをドラマチックに表現し続けている。『Harper’s Bazaar』誌のグローバル・ファッション・ディレクター(元フランス版VOGUE編集長)のカリーヌ・ロワドフェルドが来日した際に彼のデザインを絶賛するなど、注目が高まっている。
http://xanadutokyo.jp/
■LEONARD WONG(レオナルドウォング)
レオナルド・ウォングは中国出身、東京の文化服装学院を卒業して去年東京でブランドを立ち上げた東京のニュー・デザイナー・グランド・プリ”、”エールフランス”、”文部科学省アワード”など、今まで数多くの賞を受賞し、その才能を認められている。2014年は休養、2015年のパリコレデビューにフォーカスする。
http://www.leonardwong.net/
【Happening Staff】
伏見京子/STYLIST
UDA/MAKE-UP
本橋達郎/XANADU
栗田裕一/PR01
江幡晃四郎/GARTER
谷岡万城男/DIRECTOR
生駒芳子/Supervisor
今後反映/MODEL