「ラパルトマン」は、バロックの精神に満たされた、東洋と西洋が出合うガブリエル シャネルの部屋。彼女が身に着けていたもの、部屋に置かれた革表紙の本などが着想源となった。
1 ルージュ ベージュ
カラー:ガブリエルの先見性を象徴するサテン ピンキッシュベージュ。
インスピレーション:夜にはダークカラーを身に着けることが当たり前だった時代にシャネルが発表し、人々を虜にしたサテンのイヴニング ドレスの色。
3 ルージュ ロマン
カラー:どこかヴィンテージのニュアンス漂う、エレガントなローズ ウッド。
インスピレーション:彼女が常に身近に置いていた、アパルトマンの本棚に並ぶ“インスピレーションの旅へと誘う貴重な本”の革表紙の色。
8 ルージュ フェティシュ
カラー:深く鮮やかなカーマイン レッド。
インスピレーション:ガブリエルが幸運のお守りとして、いつも新コレクションの発表前に足首に結んでいたフランネルのリボンの色。
11 ルージュ コロマンデル
カラー:オリエンタルなムード漂うレッド ブラウン。
インスピレーション:生涯の恋人・ボーイ カペルによって導かれたオリエントの世界。アパルトマンの壁一面に飾られているコロマンデル屏風からイメージ。
シャネルの美しいクチュールの世界の発信点である「レ ザトリエ」。この場所を彷彿とさせるのは4つのカラー。
4 ルージュ フル
カラー:フレッシュで明るいレッド ピンク。
インスピレーション:アトリエ フルーで手掛けられているなめらかなシルクやシフォン、ヴェールなどの軽やかな生地。
5 ルージュ プルミエ
カラー:朱のニュアンスを感じさせる深いレッド。
インスピレーション:当時ブティックでガブリエルを出迎えるときに、お針子やモデルが纏っていた正装。
7 ルージュ プリヴェ
カラー:ミステリアスなレッド ウッド。
インスピレーション:カンボン通り31番地の鏡張りの螺旋階段を上ったアトリエの扉と、そこに掲げられていた有名な「マドモアゼル プリヴェ」という言葉から。ガブリエルのクリエイションに思いを馳せて。