タナカダイスケ(tanakadaisuke)の2024-25年秋冬コレクションが2024年3月13日(水)、渋谷ヒカリエ「ヒカリエホール」にて発表された。
「おまじない…」の音声と高揚感あふれる音楽が流れ、今季のランウェイが開始。ステージ中央の頭上から星型のスパンコールやラインストーンが降りそそぐ中、ファーストルックとして現れたのが、“まるでドール”のようなピンクのオールインワンだ。ボリューミーなフリルをあしらったショルダーと対照的に、胸元に大胆なカットを入れ、絶妙なバランスを保っている。
続くモデルたちも“おまじない”をかけられた後、よりファンシーなムードを纏ってランウェイを闊歩していた。
散見されたのは、パーティーで使用するような“キラキラと煌めく”フリンジやビジューといった装飾を施したピース。その好例となるのが、ビジューからビーズ、スパンコールなど装飾品をプリントした生地を立体的に重ねたキャミソールワンピースだ。シルバーのモールが付いたオーガンジーを折り込むことで、よりデコラティブな装いに仕上げている。
国内外で活躍するスタイリスト・酒井タケル(sakaitakeru)とのコラボレーションウェアも見逃せない。"No Romantic"のキーワードのもと、繊細なレースにビジュー刺繡を施したオフショルダートップスとキャミソールワンピの2ピースドレスや、プリーツの裾を8本のベルトで吊り、ポケット2つをプラスした斬新なパンツなどが披露された。
カラーパレットは、オフホワイトやグレーのベーシックトーンと、柔らかなピンクをはじめとするペールトーンがメイン。鮮烈なレッドを用いたヨーロピアン風ジャケットや、多彩に煌めくシルバーのマーメイドスカートなどが、コレクションに色濃い印象を与えている。