東京・新宿のハイアット リージェンシー 東京は、中国料理レストラン「Xizhou Hall」の料理長カルビン ユーを迎えた特別メニューを、2024年5月23日(木)から6月30日(日)までの期間限定でホテル内の中国料理「翡翠宮」にて提供する。
本場中国のパークハイアット 蘇州にある「Xizhou Hall」は、20年以上にわたって革新的な淮揚(わいよう)料理を生み出し続けているカルビン ユーが率いる中国料理レストラン。卓越した料理技法と斬新なアイディアを融合した料理を提供し、中国屈指のレストランガイド「ブラックパール(黒真珠) レストランガイド」では1つ星相当の「1ダイヤモンド」を3年連続で獲得、「Predigest Award」も受賞している。
今回は、ハイアット リージェンシー 東京の中国料理「翡翠宮」に「Xizhou Hall」のシェフ、カルビン ユーを招く形で、イベント限定メニューを展開。A5 和牛肉の葱炒めやあわびの煮込みなどをはじめとする、高級食材を使ったメニューを幅広いラインナップで揃える。
期間中は、カルビン ユーが全体のバランスを計算して作り上げた、ランチコース1種と、ランチ・ディナー共通コース2種の計3コースがラインナップ。大皿のイメージが強い中国料理だが、ワンポーションの食べやすいサイズ感なのも嬉しい。また、コース料理で提供されるすべてのメニューは、アラカルトで注文することも可能だ。
中でも、ランチとディナー両方の時間帯でオーダーできるコース料理に注目したい。中国東部に位置する蘇州は、魚はもちろん、野菜や肉など上質な食材が揃う水郷都市。そんな蘇州の料理は、一般的な中華より繊細かつ“あっさりとした”味付けが特徴だ。日本人の好みにマッチする味わいの前菜からスープ、肉と魚料理、炒飯、デザートまでの全8品を紹介していく。
まずコースは、前菜盛り合わせからスタート。蘇州ではなじみの深い「マナガツオの香料煮」をはじめ、紹興酒で漬けた牡丹海老にキャビアをあしらった「牡丹海老の老酒醤油漬け」、中国の古い小説に出てくる登場人物が使っていた化粧品からビジュアルのインスピレーションを得たという「クラゲの葱油和え 甘酢大根捲き」、“ぷりぷり”とした食感のあわびとキュウリが相性抜群の「活鮑と胡瓜のわさび醤油漬け」が並ぶ。
続いて、かつては高官の人々が好んだという中国の伝統料理「五目入り魚白湯スープ」がお目見え。炒ったフナを砕き、スープを白濁させるという日本では珍しい調理手法となる。カルビン ユーは岡山産の上質なフナを使い、本場・蘇州ならではの濃厚な味を見事に再現した。
「海老のえびみそ炒め」には、大ぶりの立派な海老を2尾を使用。海老を使用したえびみそソースは、日本人ならどこか懐かしい“ホッとする”味付けだ。生姜と小葱の薬味とともに口に運んで、味の変化を感じてみて。
メインとなる肉料理には、「A5 和牛肉の葱炒め」が登場。“スーッと”ナイフを入れ、一口頬張るととろけるような柔らかさの和牛を堪能することができる。ジューシーな肉と、甘みと酸味の後に少し感じるピリ辛な味わいが、本場の中国料理を思わせるスパイシーな一品だ。刺激的な辛さの黄色い唐辛子のトッピングも、辛い物が好きな人はトライしてみてほしい。