アニメ映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が、“真生版”となって再上映へ。327カットのリテイク、再ダビングを施した映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』が、2024年10月4日(金)に公開される。
2023年11月に公開された映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、水木しげる原作のテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期のエピソード0を描く劇場版アニメだ。昭和31年の呪われた村、哭倉村(なぐらむら)を舞台にかつての“目玉おやじ”である鬼太郎の父と水木の物語を描き、多くの観客を魅了。鬼太郎の父と水木の出会いや、2人の直面した運命の切なさなどが話題を呼び、熱狂的な「ゲ謎」ブームを巻き起こした。また、国内だけでなく韓国や台湾など海外でも上映されている。
監督は『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』の古賀豪、脚本はTVアニメ「マクロスF」などで知られる吉野弘幸、キャラクターデザインを『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で副監督を務めた谷田部透湖が務めた。鬼太郎の父役の声優には関俊彦、水木役には木内秀信が名を連ねている。
そんな映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が、よりパワーアップした内容で再びスクリーンに戻ってくる。『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』では327カットをリテイクし、それに合わせて音も再ダビングすることで、制作陣が当初想定していた恐怖の物語に仕上げた。リテイクカットの中には、絵コンテで当初想定されていた恐怖演出を復活させたカットも含まれる。
もともと大人向けのホラーとして公開された『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』よりもさらに血しぶきと恐ろしさが増しており、前回はPG-12版だったところ、今回のレイティングはR15+区分に切り替わっている。
監督の古賀豪は“真生版”について、レイティングにかかわる部分はもちろんのこと、「映像自体のブラッシュアップ」に注力したとコメント。さらに、「“恐ろしさ”というより、“妖しい美しさ”が増している事でより深く物語に陶酔し、感動していただけることでしょう」とも語っている。
また、体感型上映システムの4DXで、公開同日より上映される。4DX上映では映画のシーンに連動してモーションシートが前後上下左右に動き、衝撃をリアルに再現。雨のシーンではミストが出て、風が吹きつけ、雷鳴に合わせて劇場全体がフラッシュで光るなど、臨場感を演出するエモーショナルな特殊効果を楽しめる。より没入しながら「ゲ謎」鑑賞を楽しみたい人におすすめだ。
廃墟となっているかつての哭倉村に足を踏み入れた鬼太郎と目玉おやじ。目玉おやじは、70年前にこの村で起こった出来事を想い出していた。あの男との出会い、そして二人が立ち向かった運命について。昭和31年、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族によって支配されていた哭倉村。帝国血液銀行に勤める水木は当主・時貞の死の弔いを建前に野心と密命を背負い、また鬼太郎の父は妻を探すために、それぞれ村へと足を踏み入れた。龍賀一族では、時貞の跡継ぎについて醜い争いが始まっていた。そんな中、村の神社にて一族の一人が惨殺される。それは恐ろしい怪奇の連鎖の本当の始まりだった。鬼太郎の父たちの出会いと運命、圧倒的絶望の中で二人が見たものはーー。
【作品詳細】
映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』
公開日:2024年10月4日(金)
原作: 水木しげる
監督:古賀豪
脚本:吉野弘幸
音楽:川井憲次
キャラクターデザイン:谷田部透湖
〈声優キャスト〉
出演:関俊彦、木内秀信、種﨑敦美、小林由美子、白鳥哲、飛田展男、中井和哉、沢海陽子、山路和弘、皆口裕子、釘宮理恵、石田彰、古川登志夫、沢城みゆき、庄司宇芽香、松風雅也、野沢雅子
■ムビチケ前売券(カード)
発売日:2024年9月6日(金)
販売場所:全国の上映劇場(一部劇場を除く)、メイジャー通販サイト、ムービー ウォーカー ストア