パリ・ファッション・ウィーク中の9月30日、A.F.ヴァンデヴォースト(A.F.VANDEVORST)は2011年春夏コレクションを発表した。
鎧にインスパイアされたというコレクションはグレーや黒などダーク・トーンが中心で、女戦士を思わせるような力強いスタイル。シャイニーな素材感がたくましくもグラマラスにも見える。
シルエットはタイトで縦長だが、ドレープやカッティングにより様々な表情が与えられている。ジャケットのシルエットは直線的で、フロントの斜めのラインが強調されている。シャイニーなグレーのミニドレスでは肩から腰に向かってたすきのようなモチーフが施され、やはり斜めのラインが意識される。スカートやワンピースは1箇所で摘んで、ねじられ、複雑で彫刻のようなドレープを生み出している。
グレーや黒などダーク・トーンが多い中で、艶やかなシルクのマスタードイエローのドレスが印象的だ。