モンクレール(MONCLER)は、 ジル サンダー(JIL SANDER)とコラボレーションしたコレクションを2024年10月19日(土)に発表した。
中国・上海で開催された「シティ・オブ・ジーニアス(The City of Genius)」にて披露されたジル サンダーとモンクレールのコラボレーションコレクションでは、ボリュームを活かしたシルエットや、繊細な職人技、デザインの中に取り入れた機能性といったジル サンダーならではの要素に着目。山を起源とするモンクレールの思想とかけあわせたウェアを提案する。
ジル サンダーを率いるルーシー&ルーク・メイヤーが追求したのは、包み込まれるような、丸みのある感覚。自然と人間の関係性をデザインに投影した、アウターやドレスなどを揃える。たとえば、真っ赤なダウンブルゾンや、ふんわりと毛羽だったドレス、ケープは緩やかなカーブを描くようなフォルムで登場し、柔らかくも存在感を放っている。
また、コートには取り外し可能なキルティングの裏地をしのばせ、ゆったりとしたモヘアのカーディガンには、まるで布団のように中綿を詰め込むなど、身体を柔らかく包み込み守ってくれるようなデザインに仕上げたウェアも特徴的だ。
目を引くのは、中綿入りの立体的なリボンをループ状にして表面にあしらったドレスやスカート。躍動感のある、有機的な佇まいが自然を連想させるイブニングウェアとなっている。
モンクレールのシグネチャーロゴは、ピンとして登場。真っ白なモヘアのニットストールを留めるゴールドカラーのピン、もしくはブラックのストールにあしらわれたホワイトのピンなど、留め具であると同時に装飾的なアクセントとしてルックに加えられている。