世界遺産・国宝である兵庫県の姫路城にて、通常非公開のエリアを観覧できる特別公開が、2024年11月16日(土)から11月24日(日)、また2025年2月15日(土)から3月2日(日)までの2期間開催される。
姫路城は、1993年に日本初の世界文化遺産に登録された国宝。白漆喰で塗り固められた真白な景観から、シラサギが羽を広げたような優美な姿を連想するため「白鷺城」の愛称で親しまれている。今回の特別公開では、普段観覧することができない「搦手(からめて)」周辺が公開され、そこからしか見られない特別な紅葉の景色が見どころだ。
例えば「との四門」周辺では、赤や黄色に染まった木々が集まっており、美しい秋の彩りを堪能できる。加えて、かつて火薬が収蔵されていた穴蔵が設けられ、歴史の名残も感じられる。
また、歴史に浸ることができるスポットも多数登場。東南の格子窓から外を射撃するために工夫が施された「トの櫓」では、窓の下に高めに設置された床板がその役割を語る。ほかにも、姫路城で1か所のみ存在する白漆喰が塗られていない珍しい門「との一門」や、城門と土塀が残る姫路城唯一のエリア「枡形虎口」なども公開され、普段見ることのできない景色や城郭の構造美を近くで楽しめる貴重な機会となっている。
【詳細】
姫路城2024年秋冬特別公開
開催日:2024年11月16日(土)~11月24日(日)、2025年2月15日~3月2日(日)
受付時間:9:00~16:30(最終入城16:00 / 閉城17:00)
住所:兵庫県姫路市本町68
受付場所:井郭櫓(いのくるわやぐら)
※「との四門」からの入退場はできない。特別公開エリアは原則一方通行のため、西の丸およびお菊井戸は先に見学する必要がある。
観覧料:
特別公開エリア観覧料:大人・小人(小中高生) 200円(別途入城料が必要)
入城料:大人 1,000円(団体800円)、小人 300円(団体240円) ※団体料金は30名以上から
【問い合わせ先】
姫路城管理事務所
TEL:079-285-1146