2010年10月18日 国立競技場にてG.V.G.V(ジーヴィージーヴィー)の2011年S/Sコレクションが発表された。
今コレクションのテーマは「WANDERLAST」世界中の音楽フェスを旅して回る女の子をイメージし、各国の民族的な要素を散りばめたアイテムが印象的。「フェスにケミカルな素材のものは着て行かない」というデザイナーMUG氏のイメージの下、麻やコットンなどのナチュラルな素材を用いたアイテムが目立った。
全体的なイメージとしては、ガーリー且つエレガンスなテイスト。パッチワークやイカット、ペイズリー柄、レオパードなどを中心としたアイテムが揃い、モロッコやロシア、中国、インドネシアなどの国からインスパイヤされたと語るデザイナーのMUG氏。今までのG.V.G.Vの印象とは一味違った雰囲気として、いい意味で期待を裏切るコレクションに仕上がった。
中でも、シフォンなど薄手の素材を用いたロングガウン、、濃い色合いのレオパード柄を使ったパンツやトップスなどのアイテムが多く、強く印象に残った。色合いとしては、えんじや渋めの黄色を多用し、暖色テイストで、やわらかめなイメージ。また、全体的にフリンジをあしらったワンピースや、明るめのピンクを使用したロンパースなどのアイテムも見られ、揺ぎ無い存在感も顕在。
ゆったりとしたシルエットの中に、エスニック要素が特徴的なスカーフなどの巻物や、ファー素材を使ったストラップなどエッジをきかせた小物使いでコーディネイトをまとめあげ、力強く意思のはっきりした女性像をつくりあげた。