タロウホリウチ(TARO HORIUCHI)が2011年春夏コレクションを発表した。テーマは「異邦人 -L'Étranger-」。今回のコレクションはアルベール・カミュの「異邦人」や、現代彫刻家アニッシュ・カプーアの作品がインスピレーションソース。
カミュの「異邦人」に出てくる“太陽”を表現した深紅を、ゆったりとしたリゾートウェアに合わせているのが印象的。これまでのモノトーンのコレクションとは対照的に、深紅以外にもベージュやカーキといった色も使われている。白地にプリントされた深紅のグラフィックは、クリエイティブ集団tomatoの創立メンバーであるジョン・ワーウィッカーとのコラボレーションによるもの。
また2011S/Sコレクションはユニセックスで展開し、メンズ、レディースともに同じテーマ・コンセプトで発表された。素材にはこれまでのコレクションと同様に上質なものを使用。シルクサテンやシルクコットン、シルクツイードなどを用い、タロウホリウチらしいきれいなシルエットを構築している。
アクセサリーやジュエリーも展開され、特に金糸のネックレスはシンプルなデザインながらもゴージャスで、コーディネートのアクセントになっている。