2015年2月28日(土)、東京・代々木の国立代々木競技場第一体育館で「第20回 東京ガールズコレクション 2015 SPRING/SUMMER」が開催された。
過去最大、33,700人が来場した東京ガールズコレクションは、YU-AやSUPER☆GiRLSなどがオープニングを彩った後、TGCスペシャルコレクションで開幕した。
初めにランウェイに登場したのは、水原希子。ブラウンのレザーブルゾンに、花柄やドットなど様々な模様の布が組み合わされたワンピースを着用していた。そして、ロックなBGMが流れるランウェイを、松井愛莉や小松菜奈、玉城ティナ、マギーが飾る。松井愛莉の衣装は、ハードなレザージャケットにガーリーなワンピースが合わせられ、スペシャルコレクションを象徴するルックだった。玉城ティナのコーディネートはモノトーン。ロックな装いに、ファンタジーを感じさせるルックが輝いた。
今回で20回目を記念するTGC。それを祝福する「TGC 20タイムズ アニバーサリーステージ」が続いて登場した。ランウェイの最初を飾ったのは5年ぶりにTGCに登場した梨花。人物がプリントされたTシャツに、レザースキニーを合わせた、カジュアルでスポーティーなルックが印象的。続くモデルたちも、同じTシャツに、様々なブラックのボトムスを組み合わせた。
太鼓のパフォーマンスでスタートした「東京 リアルトレンドコレクションステージ」。4ブランドが最旬のコーディネートを披露した。マウジー(MOUSSY)では、土屋アンナや秋元梢、カロリナなどがランウェイを彩った。今季大注目のデニムを使用したアイテムや、パイソン柄のアイテムなどトレンドのど真ん中を捉えたコーディネートを披露。ブランドの15周年ということもあり、豪華なモデル陣がステージを飾った。
続いて登場したのが、アングリッド(Ungrid)。クラシカルな雰囲気が漂うルックが多く登場した同ブランドのルックだったが、そこにはワイドパンツなどの、最新のトレンドアイテムが。桐谷美玲や有末麻祐子、大石参月がランウェイに登場し、観客から大きな歓声が上がった。
益若つばさがプロデュースするブランド、イートミー(EATME)が続いて登場。ダレノガレ明美が少女と共に登場しスタートしたステージは、ガーリーなルックながらもラインソックスを用いるなどストリートの要素も落とし込んだ。最後には益若つばさ本人が、少年と登場。チェック柄のモノトーンコーデに紫のクラッチバッグを合わせ、大人の魅力漂う装いとなった。
左)ダレノガレ明美、ペッパー・リカート 右)益若つばさ、ダニエル・K
リアルトレンドコレクションのトリを飾ったのは、木下優樹菜がプロデュースする、アヴァン リリィ(Avan Lily)。青山テルマの生歌をBGMに、マギーやなつぅみ、佐久間由衣などが登場。南米のパワー溢れる女の子をイメージした花柄のルックが多く、木下本人は、青山テルマが着用したワンピースと色違いの衣装でランウェイを飾った。
「ミス ディオール(Dior)」のステージに登場したのが人気急上昇中の俳優、斎藤工。自らの香水にまつわるエピソードを交え、同ブランド初となるコレクションのPRを行った。
第2部は、エモダ(EMODA)とアメリカンアパレル(American Apparel)のステージで幕を開けた。山田優や岸本セシル、道端アンジェリカ、玉城ティナなど、豪華なモデルがランウェイを飾った。ガーリーながら気品のあるルックが多いエモダと、タイトなシルエットでスポーティーな印象のアメリカン アパレルが連続して登場し、コンセプトや世界観の違いを体感できるステージとなった。
左)道端アンジェリカ 右)メロディー洋子、Durian Lollobrigida、マリー
「MAISON ABLE ステージ」では、8年ぶりのTGC出演となる、蛯原友里が登場。レッドのセクシーなワンピースにブラックのレザーグローブやアクセサリーを合わせ、大人の色気を漂わせていた。
続くステージでは、渡辺直美プロデュースブランド、プニュズ(PUNYUS)となつぅみプロデュースのバブルス(BUBBLES)が登場。プニュスのステージでは、渡辺直美が迫力満点のパフォーマンスを背景に、マギーや高橋メアリージュン、中村里砂などがカジュアルでポップな衣装をまとってランウェイを闊歩した。バブルスではパステルカラーを中心としたカラーパレットにスクールガールを思わせる衣装が登場。芸人のキンタロー。や鈴木奈々とそのモノマネをするみかんなどバラエティに富んだモデルが並んだ。
このように、そうそうたるメンバーがステージを彩った「東京ガールズコレクション 2015 SPRING/SUMMER」。節目を彩る10周年、20回目のアニバーサリーイヤーも大盛況。次回のTGCにも、期待が高まる。