フレッドペリー(FRED PERRY)の2011S/S WOMEN’S LAUREL WREATH(ローレル リース) コレクション。
ウィメンズローレルリースコレクションの注目は、デザイナーとしてリチャード・ニコルがはじめて手掛けたこと。コラボレーションを展開するラフ・シモンズ同様、リチャード・ニコルももともとフレッドペリーの本物のファンであり、ブランドや、そのヘリテージへの理解が高く、ごく自然な流れでデザイナーとして参加したという。
マスキュリンなシルエットでありながらフェミニンな雰囲気を感じさせるリチャード・ニコルのコレクションと、フレッドペリーの伝統的なマスキュリンなスポーツテイストが絶妙のバランスを見せたコレクションで、フレッドペリーのウィメンズウェアに変化、大胆で独特な新しい魅力と存在感を与えてくれた。
インスピレーションはイギリスの映画監督ケン・ラッセルがフィーチャーした50年代の象徴「テディガール(Teddy Girl)」。1900年~1909年までのエドワード時代のダンディズムに影響を受け、ブーツレースのタイ、スキニーパンツ、ポンパドールのヘアスタイル、タバコ、そして思い悩んだ態度に象徴されるテディガールに、現代のブリティッシュカルチャーを反映させた。
プリントデザインとパールのようなディテールがコレクションに散りばめられている今回のコレクション。リチャード・ニコルは次のように話している。
「2009S/Sシーズンのスポーツウェアからインスパイアされたアシッドカラーに、ポインテールカーディガン、真珠層を使ったローレルブローチをブランディングにし古風なディテールをプラスしました。さらにスポーツジャージー、ルレックスを編み込んだカノコ、ブロケードなどの素材を採用することで、不調和なスポーツを表現しました。キーとなる50年代は、伝統的なクチュールディテールとダイナミックで分かりやすいカラーにより感じることができるでしょう。」